ITパスポート 平成25年度 春期 特別措置試験 問8
経営戦略
サプライチェーンマネジメントの目的はどれか。
- ア 生産,販売,物流など個々のプロセスの不要な在庫の削減やリードタイムの短縮によって,プロセス全体の最適化を図る。
- イ 生産,販売,物流などの業務全体の効率や生産性を改善するために,業務内容や手続を根本的に見直して再構築を行う。
- ウ 生産,販売,物流などの業務全体をアウトソーシングすることによって,効率改善とコストダウンを図る。
- エ 生産,販売,物流などの個々のプロセスに加え,財務や経理なども含めた経営資源を一元的に管理する。
答えと解説
✓ これが正解ア 生産,販売,物流など個々のプロセスの不要な在庫の削減やリードタイムの短縮によって,プロセス全体の最適化を図る。
解説
頭が同じ四肢は、頭を読み飛ばして後ろだけを比べます。
サプライチェーンマネジメントは、供給の鎖を通して見る考え方です。材料を仕入れる所から売る所までを、ひとつながりに扱います。狙いは、抱える在庫を減らし、届くまでを短くすることです。だから、在庫の削減と時間の短縮を述べた肢が当たります。どこか一部だけを良くするのではなく、全体を良くします。四つの肢は、どれも同じ書き出しでそろえてあります。同じ部分は手掛かりにならないので、後ろだけを比べます。後ろを並べると、四つの別々の用語だと見えてきます。手順を根本から見直して作り直すと述べた肢があります。それは壊して組み直す、別の考え方の説明です。業務全体を外に出すと述べた肢は、委託の話でした。誰がやるかを変えるだけで、鎖をつなぐ話ではありません。財務や経理も含めて一元管理する肢は、統合の仕組みです。
ほかの選択肢の解説
- イ …の効率や生産性を改善するために,業務内容や手続を根本的に見直して再構築を行う。:手順を根本から見直して作り直すとしています。いまのやり方を壊して、組み替える考え方です。つなげて見ることとは、狙いが違います。抜本の作り直しを問われたなら、こちらが答えです。まるごと別の用語の説明が入っています。
- ウ …をアウトソーシングすることによって,効率改善とコストダウンを図る。:業務全体を外の会社に任せるとしています。変わるのは、誰が担うのかという一点だけです。鎖をつないで通して見るという話ではありません。外への委託を問われたなら、こちらが答えです。こちらもまた、別の用語の説明にあたります。
- エ 生産,販売,物流などの個々のプロセスに加え,財務や経理なども含めた経営資源を一元的に管理する。:財務や経理まで含めて一元的に管理するとします。社内の資源をひとつの仕組みで扱う考え方です。見ているのは社内で、取引先の先までは届きません。資源の統合を問われたなら、こちらが答えです。目の届いている範囲そのものが違います。
関連用語
- サプライチェーンマネジメント材料を仕入れる所から売る所までを、企業をまたいでひとつながりに扱う考え方です。
- 手続呼び出すと中の処理を最後まで実行し、呼んだ側の次の行へ戻る処理のまとまりである。
- アウトソーシング社内の仕事の一部または全部を、外部の専門企業に任せること。
- 経営資源人、物、資金、情報のことで、どれにも限りがあります。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問8
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