システム戦略|平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問27
事業活動に関する大量の情報を収集し,分析して,事業の意思決定や業務遂行に活用する能力を育成したい。このとき,実施する研修のテーマとして,最も適切なものはどれか。
- グループウェア
- ✓ これが正解データマイニング
- プロセスモデリング
- ワークフロー
解説
積み上げた記録の山から、気づかなかった関係を掘り出します。
店や工場には、日々の記録が使われないまま大量に積み上がっています。買った品、時刻、天気、そうした欄が並んだ表が残るわけです。この山を統計や機械の力で掘り、隠れた関係を見つける営みが在ります。この営みをデータマイニングと呼び、その語を挙げた肢が当たります。掘るという字を当てるのは、鉱山から鉱石を採る姿になぞらえたからです。同じ客が同時に買う品の組み合わせを探すのが、代表的な使い方です。人が思いつかなかった組み合わせが出るところに値打ちが在ります。見つけた関係をそのまま原因と読むと、危うい判断になります。雨の日に売れたのか、たまたま催しが重なったのかは別に確かめます。シラバスは、経営に効かせる情報の道具の用語例としてこの語を挙げます。研修の題として選ぶなら、分析して意思決定に活かす力が要ります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 離れた場所にいる人どうしの仕事を繋ぐ道具のほうです。予定表や掲示板、書類の受け渡しの場がその中身でした。情報を配って回す役目で、掘り出す役目は持ち合わせません。意思決定に使う関係を見つける力は、ここからは育ちません。
- 業務の流れを図に描いて整えるというのが、この語です。誰が何を受け取り、次へ何を渡すかを目に見える形にします。仕事の姿を写す作業で、記録の山を掘る作業ではありません。改善の前段には効きますが、設問の狙いとはずれています。
- 申請から承認までの流れを電子で回す仕組みのほうです。紙の回覧を置き換え、誰の手元で止まっているかも分かります。決まった道筋を確実に通すためのもので、発見は目的ではありません。大量の記録を分析する力とは、育てる方向がちがいます。
この問題に関係する言葉
- データマイニング大量のデータから、統計の手法などで新しい傾向を見つけ出す手順です。買い物の履歴から売れ筋の組み合わせを見つける、といった使い方をします。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問27
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