経営戦略|平成22年度 春期 ITパスポート試験 問97
〔中問C・事業戦略立案〕〔ストラテジ〕〔S 社の状況〕を次の図のようなマトリックスで整理する。〔S 社の状況〕の (1) と (2) を図の a 〜 d に分類するとき,適切な組合せはどれか。
〔中問C の記述(抜粋・再掲)〕健康食品メーカの S 社の企画部では,健康菓子事業の戦略立案を進めており,自社の状況を,SWOT 分析での強み,弱み,機会,脅威に分類して認識し,採るべき戦略を検討して二つの方針案を作成した。
〔S 社の状況〕
1. 営業拠点数が他社よりも少ない。
2. 競合する T 社の健康菓子事業の撤退が決まった。
3. 競合他社よりも高い商品企画力をもっている。
4. 健康志向の高まりで,健康食品への関心が高まっている。
5. 工場の老朽化が進んでいる。
6. 少子化によって子供の人口が減少している。
7. 食品の安全性に対する消費者の目が厳しくなっている。
8. 顧客の会員化によって顧客情報が集まり,富裕層の会員獲得にも成功している。
〔図 マトリックス〕
| 有利な面 | 不利な面 | |
|---|---|---|
| 内部環境 | a | b |
| 外部環境 | c | d |
| (1) を入れる場所 | (2) を入れる場所 | |
|---|---|---|
| ア | b | c |
| イ | b | d |
| ウ | d | c |
| エ | d | d |
- ✓ これが正解b c
- b d
- d c
- d d
解説
自社で変えられるかと、有利か不利かの二つで置きます。
その表は、二つの軸で四つの升に分かれています。縦は、自社の中か外かという軸でした。横は、有利か不利かという軸になります。中か外かは、自社で変えられるかどうかで決めていきます。一つ目の状況は、営業の拠点が他社より少ないというものです。拠点は自社の持ち物なので、中の側に入りました。少ないのは困ることなので、不利な側になります。だから中と不利の交わる升に置かれました。二つ目の状況は、競う相手が事業から退くことでした。他社の動きは自社では決められないので、外の側でした。競う相手が減るのは追い風なので、有利のほうへ入ります。外と有利が重なる升が、その置き場になります。この組を挙げた肢が当たり、SWOT の四つに重なります。軸を一つずつ当てました。シラバスも、この分析を経営の用語として挙げています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 一つ目は合っているが、二つ目を不利と置いた肢です。競う相手の話なので、外の側は正しく読めています。ところが相手が退くのは、こちらに追い風でした。不利ではなく、有利のほうに入ります。二つ目が外れます。有利と不利が逆です。
- 一つ目を外へ置いた肢が、こちらのほうに当たります。二つ目のほうは、正しく読み取れていました。けれども拠点の数は、自社が持つものです。外ではなく、中のほうに入りました。一つ目のところで外れます。中と外が入れ替わりました。
- 二つとも外の不利へ置いた肢が、こちらに当たります。どちらも困りごとだ、と読んだ形でした。ところが拠点の話は、中の側に入ります。相手が退く話は、有利のほうへ入りました。二か所ともそこで外れます。四つの中で最も遠い組でした。
この問題に関係する言葉
- SWOT
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問97(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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