ITパスポート 平成22年度 秋期 問2
システム戦略
システム構築プロジェクトを開始するに当たり,“品質”,“コスト”,“納期” の目標値を設定する段階として,適切なものはどれか。
- ア システム化計画の立案
- イ システム要件の定義
- ウ ソフトウェア導入計画の作成
- エ ソフトウェア要件の定義
答えと解説
✓ これが正解ア システム化計画の立案
解説
開始するに当たりとあるので、いちばん前のシステム化計画の立案です。
四つの肢は、どれも進める順のどこかに置かれる段階です。だから、いつの話かを設問の一語から拾います。設問は、開始するに当たりと書いています。つまり、いちばん前の段階を選ぶことになります。その段階では、取り組み全体の枠を先に決めます。品質とコストと納期の目標値も、そこで置かれます。この段階をシステム化計画の立案と呼びます。だからその段階を挙げた肢が正解です。システムに何を求めるかを決めるシステム要件の定義は、その後ろです。ソフトウェアに備える機能を定めるソフトウェア要件の定義は、さらに後ろになります。作ったものを入れる段取りであるソフトウェア導入計画の作成は、いちばん後ろです。三つとも、始まりの前には置かれていません。枠を先に置かないと、後の判断の物差しが無くなります。だから中身が決まる前に、目標を据えます。シラバスも、この立案を企画の項目に挙げています。
ほかの選択肢の解説
- イ システム要件の定義:システム要件の定義は、システムに何を求めるかを決める段階です。どんな働きを備えるかを、そこで取り決めます。確かに大事な段階ではありますが、始まりの前ではありません。枠を決めた後に置かれる段階です。一つ後ろにあります。順が合いません。
- ウ ソフトウェア導入計画の作成:ソフトウェア導入計画の作成は、作ったものを入れる段取りに当たります。移し替える手順や、教える段取りを組みます。けれども置かれるのは、いちばん後ろのほうです。目標を据える段階からは、遠く離れています。最も後ろの段階です。時の向きが逆です。
- エ ソフトウェア要件の定義:ソフトウェア要件の定義は、ソフトウェアに何を求めるかを決める段階です。システムの中の、細かい取り決めに降りていきます。ところが枠を置く段階より、二つ後ろになります。品質とコストと納期は、そこでは決めません。降り方が深すぎます。段階が食い違います。
関連用語
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問2
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
関連問題
- 令和7年度 問20:
ベンダー 企業から 収集する 情報 (システム 化計画) - 令和3年度 問22:
システム 化計画に 関する 問題 (システム 化計画) - 令和元年度 秋期 (特別措置試験) 問46:
システム 化計画に 関する 問題 (システム 化計画) - 令和3年度 問14:
要件定義に 関する 問題 (システム 化計画) - 平成31年度 春期 (特別措置試験) 問17:
要件定義に 関する 問題 (システム 化計画)
同じ分野の問題
誤りを見つけたら報告する