平成24年度 秋期 午前 問69
経営戦略マネジメント
成長期の特徴
プロダクトライフサイクルにおける成長期の特徴はどれか。
- ア市場が商品の価値を理解し始める。商品ラインもチャネルも拡大しなければならない。この時期は売上も伸びるが,投資も必要である。
- イ需要が大きくなり,製品の差別化や市場の細分化が明確になってくる。競争者間の競争も激化し,新品種の追加やコストダウンが重要となる。
- ウ需要が減ってきて,撤退する企業も出てくる。この時期の強者になれるかどうかを判断し,代替市場への進出なども考える。
- エ需要は部分的で,新規需要開拓が勝負である。特定ターゲットに対する信念に満ちた説得が必要である。
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✓ これが正解ア市場が商品の価値を理解し始める。商品ラインもチャネルも拡大しなければならない。この時期は売上も伸びるが,投資も必要である。
解説
成長期は売上が伸び、広げるための投資も必要な時期です。
プロダクトライフサイクルは、商品が世に出てから姿を消すまでを段階に分けて捉える見方で、段階ごとに打つ手が変わります。設問が尋ねている成長期は、買い手が価値に気づき始めて売上が勢いよく伸びていく途中にあたります。見分ける軸は一つで、その説明の中で売上がどちらへ動いているか、そしてそのとき何にお金を使う必要があると書かれているかを見ます。伸びている最中は、売れるからといって手を緩めるわけにはいきません。品ぞろえを増やし、チャネルを広げなければ、せっかくの伸びを取りこぼします。だから、売上が伸びると同時に広げるための支出も膨らむと書かれているものが、この段階に当たります。残る三つは、伸びが鈍って競り合いに軸が移った局面か、減りに転じた局面か、まだ立ち上がっていない局面のいずれかを述べています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ需要が大きくなり,製品の差別化や市場の細…:求める人の数はすでに大きく、他社との違いをどう出すか、狙う相手をどう絞るかがはっきりしてくる局面です。品種の追加と原価の引き下げで競り合う話であり、販路を一から広げていく途中の話ではありません。
- ウ需要が減ってきて,撤退する企業も出てくる…:求める人が減り始め、事業をたたむ会社まで現れる局面です。この先も残るかどうかを見定め、別の市場へ移ることまで考える段階で、伸びを取りこぼさないための支出を論じる場面ではありません。
- エ需要は部分的で,新規需要開拓が勝負である…:求める人がまだ一部にとどまり、新しい買い手を掘り起こすことが勝負になる局面です。絞り込んだ相手を粘り強く説き伏せる段階であり、伸びに合わせて品ぞろえと販路を広げる話ではありません。
この問題の用語
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:平成24年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問69
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