平成24年度 秋期 午前 問71
経営戦略マネジメント
ナレッジマネジメントの説明
ナレッジマネジメントを説明したものはどれか。
- ア企業内に散在している知識を共有化し,全体の問題解決力を高める経営を行う。
- イ迅速な意思決定のために,組織の階層をできるだけ少なくした平型の組織構造によって経営を行う。
- ウ優れた業績を上げている企業との比較分析から,自社の経営革新を行う。
- エ他社にはまねのできない,企業独自のノウハウや技術などの強みを核とした経営を行う。
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✓ これが正解ア企業内に散在している知識を共有化し,全体の問題解決力を高める経営を行う。
解説
社内に散らばる知識を持ち寄り解決力を高める経営です。
会社の中には、人それぞれの頭の中や手元の資料に、断片のまま眠っている知識がたくさんあります。ナレッジマネジメントは、それを持ち寄って誰でも引き出せる形にし、会社全体で問題を解く力を底上げしようという考え方です。見分ける軸は一つで、その経営が扱っている対象が、社内にばらばらにある知識そのものなのか、それとも組織のかたちや他社との比べ方や自社の得意技なのかを見ます。知識を対象にしているものは、散らばっている状態をどうまとめ、どう分かち合うか、という言い方になります。残る三つは、扱っている対象が知識の共有ではなく、決め事の速さを左右する組織のかたち、他社を鏡にした見直し、そして真似のされにくい自社の強みです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ迅速な意思決定のために,組織の階層をでき…:決め事を速く運ぶために、上下の段を減らした平らなかたちで会社を動かすという内容です。組織の組み立て方を述べており、社内に散らばる知識を持ち寄る取り組みではありません。
- ウ優れた業績を上げている企業との比較分析か…:うまくいっている他社と自社を並べて違いを調べ、そこから自社を作り変えるという進め方です。外を鏡にする手法であり、内側にある知識を分かち合う仕組みを指すものではありません。
- エ他社にはまねのできない,企業独自のノウハ…:他社が真似できない独自の技やノウハウを中心に据えて事業を組み立てるという考え方です。自社の強みをどこに置くかの話であって、知識を持ち寄って使える形にする活動ではありません。
この問題の用語
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成24年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問71
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