2019年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問9
配電理論及び配線設計
過電流遮断器に関する問題
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図のように定格電流50 A の過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して,7 mの位置に過電流遮断器を施設するとき,a-b 間の電線の許容電流の最小値[A]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ12.5
- ロ17.5
- ハ22.5
- ニ27.5
答えと解説
✓ これが正解ロ17.5
解説
3m超8m以下は幹線遮断器50Aの35%、つまり17.5A以上です。
低圧幹線から分岐した細い電線は、幹線を守る50Aの過電流遮断器(定格を超える電流を自動で切る装置)では守りきれないことがあります。そこで、分岐点から分岐用の遮断器までの距離に応じて、分岐した電線の許容電流の下限が決められています。
分岐点から3m以下に遮断器があれば許容電流に下限は課されず、3mを超え8m以下なら幹線の過電流遮断器の定格電流の35%以上、8mを超えると55%以上が必要です。図の遮断器は分岐点から7mの位置にあるので、50×0.35=17.5A が許容電流の最小値になります。
数字を比べると、17.5A より大きい値でも条件を満たしますが、問は最小値です。覚え方は、近い3mは緩く、8mまでは35%、8m超は55%と、遠くなるほど厳しくなる、です。
ほかの選択肢の解説
- イ12.5:12.5Aは、50Aの25%にあたる値で、7mの区分で必要な35%に届きません。許容電流がこれでは、分岐用の遮断器が動作する前に電線が過熱するおそれがあります。
- ハ22.5:22.5Aは、50Aの45%にあたり、決まりにある35%・55%のどちらの割合にも当たりません。7mの区分で必要なのは35%なので、この値は根拠のない中途半端な割合になっています。
- ニ27.5:27.5Aは、50Aの55%にあたる値です。55%は分岐点から8mを超える位置に遮断器を付けるときの下限で、7mの設問には当てはまらず、最小値としては大きすぎます。
出典:2019年度下期第二種電気工事士筆記試験 問9(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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