平成31年度 春期 午前Ⅱ 問11
サービスマネジメント
事業関係管理に関する問題
サービスマネジメントにおいて,事業関係マネージャが責任をもつ事項として,適切なものはどれか。
- アサービスカタログの認可
- イサービス提供者と個別の供給者との関係の管理
- ウ将来の事業上の要求事項の理解及び計画立案
- エ容量・能力及びパフォーマンスのデータの分析及びレビュー
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✓ これが正解ウ将来の事業上の要求事項の理解及び計画立案
解説
事業関係マネージャは将来の事業上の要求を理解し計画を立てます。
見分ける軸は、サービス提供者の中で誰がどの相手との関係を受け持つかです。事業関係管理は、サービス提供者が顧客との関係を築いて維持し、顧客の事業の状況や要求を把握するための活動です。その責任者である事業関係マネージャは、顧客の事業の側を向いて、事業上の要求事項がこれからどう変わるかを理解し、それをサービスの計画に反映させる役割を担います。将来の事業上の要求事項の理解と計画立案は、顧客の事業とサービスをつなぐこの役割にそのまま当てはまります。顧客との関係は事業関係管理、外部の調達先との関係は供給者管理、資源の量は容量・能力管理と、相手と対象で担当を分けると見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アサービスカタログの認可:サービスカタログは、提供しているサービスの内容を一覧にまとめたものです。その認可は提供サービスの定義を管理する活動に属する事項で、顧客の事業との関係を受け持つ事業関係マネージャの中心的な役割とは向きが違います。
- イサービス提供者と個別の供給者との関係の管…:サービス提供者と個別の供給者との関係を管理するのは、外部の調達先を相手にする供給者管理の役割です。顧客の事業との関係を受け持つ事業関係マネージャとは、向き合う相手が異なります。
- エ容量・能力及びパフォーマンスのデータの分…:容量・能力とパフォーマンスのデータを分析してレビューするのは、資源が需要に見合っているかを扱う容量・能力管理の作業です。顧客の事業上の要求を把握する事業関係マネージャの責任事項ではありません。
この問題の用語
- 供給者管理外部から製品やサービスを受けるときの取り決めと監督のこと。電気や空調のような供給も対象で、途切れたときの備えを含みます。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- サービスカタログ提供するITサービスの内容や条件をまとめて示した文書のことです。SLAとともに、サービス提供者が文書化して維持する義務を負います。
- 供給者製品やサービスを外部から提供する事業者のこと。社内の部門とは区別され、提供する内容や水準は契約で取り決めます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
出典:平成31年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問11
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問11:チケットに関する問題(サービスマネジメント)
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問9:ITに係る全般統制に該当するもの(レビュー)
- 平成30年度 春期 午前Ⅱ 問11:JIS Q 20000の問題(供給者)
- 平成29年度 春期 午前Ⅱ 問11:SLAに関する問題(サービスカタログ)
- 平成28年度 春期 午前Ⅱ 問12:構成ベースラインに関する問題(サービスマネジメント)
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