令和5年度 秋期 午前 問77
企業活動
除却損に関する問題
取得原価 30 万円の PC を 2 年間使用した後,廃棄処分し,廃棄費用 2 万円を現金で支払った。このときの固定資産の除却損は廃棄費用も含めて何万円か。ここで,耐用年数は 4 年,減価償却方法は定額法,定額法の償却率は 0.250,残存価額は 0 円とする。
- ア9.5
- イ13.0
- ウ15.0
- エ17.0
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✓ これが正解エ17.0
解説
帳簿価額と廃棄費用を足して 17 万円です。
設問は、取得原価 30 万円の PC を 2 年間使用した後に廃棄処分し、廃棄費用 2 万円を現金で支払ったときの、廃棄費用も含めた固定資産の除却損を問うています。除却損は、帳簿価額と廃棄費用を足したものです。ですから求めるものは二つだけで、2 年後の帳簿価額と、廃棄費用です。順に計算します。残存価額が 0 円なので、定額法では取得原価にそのまま償却率を掛けます。30 万円に 0.250 を掛けて、1 年あたりの減価償却費は 7.5 万円です。これが 2 年分たまるので、減価償却累計額は 15 万円になります。すると 2 年後の帳簿価額は、30 万円から 15 万円を引いて 15 万円です。ここへ廃棄費用 2 万円が乗り、除却損は 17 万円となります。まだ 15 万円ぶんの価値が帳簿に残っている資産を捨てて 0 にするので、その 15 万円が損になり、捨てるために出ていった現金がさらに加わるという筋です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア9.5:9.5 万円は、7.5 万円と 2 万円を足した値です。1 年分の減価償却費、あるいは 3 年分償却したあとの帳簿価額を損とみなすと、この値になります。除却損のもとになるのは 2 年後の帳簿価額で、30 万円から 2 年分の償却 15 万円を引いた 15 万円です。
- イ13.0:13.0 万円は、帳簿価額 15 万円から 2 万円を引いた値です。廃棄のために現金が出ていくので、この 2 万円は損を増やす側に働きます。足すところを引いてしまうと、この値になります。
- ウ15.0:15.0 万円は、2 年後の帳簿価額そのものです。計算の筋は合っていますが、設問が廃棄費用も含めてと念を押している一文を読み落とすと、最後の 2 万円が乗らないまま終わります。
この問題の用語
- 原価製品やサービスを作るためにかかった費用のことです。材料費、労務費、経費を合わせて、その期の製造費用として計算します。
- 廃棄使わなくなった機器や書類を、処分することをいいます。記録が残る装置は、全領域を上書きしてから引き渡します。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問77
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