平成29年度 春期 午前 問61
システム戦略
投資利益率に関する問題
情報戦略の投資効果を評価するとき,利益額を分子に,投資額を分母にして算出するものはどれか。
- アEVA
- イIRR
- ウNPV
- エROI
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✓ これが正解エROI
解説
利益額を投資額で割った比を表す指標です。
設問は、情報戦略の投資効果を評価するとき、利益額を分子に、投資額を分母にして算出するものを選ばせています。軸になるのは、その指標が何の形で答えを出すかという点です。分子と分母を名指ししている以上、求めているのは割り算の結果、つまり投じた額に対してどれだけ返ったかという比になります。ROI は投資利益率とも呼ばれ、利益額を投資額で割った値を百分率や倍で表します。一千万円を投じて二百五十万円の利益が出たのなら二十五パーセントという読み方です。四つの略語を、比で答えるもの、金額で答えるもの、利率で答えるものに仕分けしてから設問へ戻ってください。割り算の形をしているものが一つだけ残ります。手軽に読める代わりに、回収までにどれだけ時間がかかるかは映らないという弱みもあわせて覚えておくとよいでしょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アEVA:経済的付加価値を指す語で、税引後の営業利益から、投下した資本にかかる費用を差し引いて求めます。答えが金額として出てくる引き算であり、分子と分母に分けて割る形には当たりません。
- イIRR:正味現在価値がちょうど零になるときの利率を、式を逆に解いて探す指標です。答えが率として出る点は紛らわしいのですが、利益と投資を直接に割って得た値ではなく、求め方そのものが違います。
- ウNPV:将来入ってくる金額を現在価値に割り引いて合計し、そこから投じた額を引いた残りを表します。時間の価値を勘定に入れる代わりに、出てくる答えは比ではなく金額になります。
この問題の用語
- 情報戦略情報をどう活かして経営の目標に近づくかを定める方針です。立てるときは、中長期の経営計画と必ず足並みをそろえます。
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問61
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