平成22年度 秋期 午前 問63
システム戦略
エンタープライズアーキテクチャにおいて,情報システムの理想を表すモデルはどれか。
- アEA 参照モデル
- イTo-Be モデル
- ウザックマンモデル
- エデータモデル
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✓ これが正解イTo-Be モデル
解説
情報システムのあるべき姿を表すのが To-Be モデルです。
エンタープライズアーキテクチャでは、同じ書き方で二枚の絵を描きます。一枚はいま現に動いている姿を写した現状の絵、もう一枚はこうあるべきだと決めた目標の絵です。設問が求めているのは後者で、正解は To-Be モデルです。英語の be 動詞がそのまま名前になっていて、こうあるべきという意味を表します。二枚の絵を並べて差を洗い出す作業がギャップ分析で、その差を埋める道筋が移行計画になります。ですから現状を写すだけでは足りず、目標の側を描いて初めて、どこへ向かうのかという道筋が引けます。ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジという四つの体系のどれにも、現状の絵と目標の絵の両方があります。設問は情報システムの理想と限って聞いていますが、理想と書かれていたら目標の側を指す語を選ぶという読み方は、どの体系でも同じように効きます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アEA 参照モデル:他の組織が整えた標準的な型を、ひな型として示したものです。自分たちがこうありたいと決めた中身そのものではなく、設計を始めるときに借りてくる材料という位置づけにとどまります。
- ウザックマンモデル:何を、どのように、どこで、誰が、いつ、なぜという観点の列と、経営者から実装者までの階層の行とで情報を整理する表の形です。並べる棚を決めるものであって、棚に載る中身を表しません。
- エデータモデル:四つの体系のうちデータを受け持つ側で使う道具の名前です。扱う情報の構造を表す手段である上に、現状の側と目標の側のどちらにも作られますから、目指す姿だけを指す語にはなりません。
この問題の用語
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問63
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