令和4年度 春期 午前Ⅱ 問2
パフォーマンス評価及び改善
ベンチマーキングに関する問題
サービスマネジメントのプロセス改善におけるベンチマーキングはどれか。
- アIT サービスのパフォーマンスを財務,顧客,内部プロセス,学習と成長の観点から測定し,戦略的な活動をサポートする。
- イ業界内外の優れた業務方法(ベストプラクティス)と比較して,サービス品質及びパフォーマンスのレベルを評価する。
- ウサービスのレベルで可用性,信頼性,パフォーマンスを測定し,顧客に報告する。
- エ強み,弱み,機会,脅威の観点から IT サービスマネジメントの現状を分析する。
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✓ これが正解イ業界内外の優れた業務方法(ベストプラクティス)と比較して,サービス品質及びパフォーマンスのレベルを評価する。
解説
ベンチマーキングは、優れた業務方法と比べて水準を評価します。
ベンチマーキングは、自組織のやり方や成果を、業界内外の優れた業務方法(ベストプラクティス)と比べることで、どこに差があるかを評価する手法です。見分ける軸は、比べる相手が自組織の外にあるかどうかです。サービス品質及びパフォーマンスのレベルを優れた業務方法と比較して評価するという記述は、この比較の考え方と合っています。ほかの選択肢は、四つの観点で業績を測る枠組み、顧客への報告、内部と外部の要因を整理する分析で、どれも自組織の現状を見る道具ではあっても、他者の優れた例を物差しにする手法ではありません。比較対象として他社や他業界の優れたやり方を置く手法、と押さえると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アIT サービスのパフォーマンスを財務,顧…:財務、顧客、内部プロセス、学習と成長の四つの観点で測定し戦略を支える手法は、バランススコアカードの考え方です。自組織の業績を多面的に見る枠組みであり、他者の優れたやり方と比べる手法ではありません。
- ウサービスのレベルで可用性,信頼性,パフォ…:可用性、信頼性、パフォーマンスを測って顧客に報告するのは、合意したサービスレベルの達成状況を伝える活動です。測定結果を自組織の目標と照らす話で、外部の優れた業務方法を物差しにはしていません。
- エ強み,弱み,機会,脅威の観点から IT …:強み、弱み、機会、脅威の観点で現状を整理するのは SWOT 分析です。内部要因と外部環境を並べて戦略を考える手法であり、優れた業務方法との比較で水準を評価するものではありません。
この問題の用語
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
- 脅威情報資産に害を及ぼしうる出来事や行為のもと。弱点である脆弱性と結び付いたときに、実際の被害につながります。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和4年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問2
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(信頼性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4:プラクティスの目的(可用性)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問20:リスク対応に関する問題(脅威)
- 平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問18:デルファイ法に関する問題(脅威)
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