令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
プラクティスの目的
ITIL4によれば,サービス・カタログ管理プラクティスの目的として,適切なものはどれか。
- ア高品質な製品及びサービスが円滑に提供されるように,組織のサプライヤ及びそのパフォーマンスを適切に管理することを確実にする。
- イ顧客及びユーザのニーズを満たすために,サービスが合意されたレベルの可用性を確実に提供する。
- ウサービス及びサービス・コンポーネントを体系的に監視し,イベントとして識別された状態の変更を選別して記録及び報告する。
- エ全てのサービスとサービス提供に関する一貫した情報を一元管理し,その情報を関連する対象者が利用できるようにする。
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✓ これが正解エ全てのサービスとサービス提供に関する一貫した情報を一元管理し,その情報を関連する対象者が利用できるようにする。
解説
サービス・カタログ管理は、全サービスの一貫した情報を一元管理し提供します。
ITIL 4のサービス・カタログ管理プラクティスの目的は、すべてのサービスとサービス提供に関する一貫した情報を一つの情報源として管理し、それを必要とする対象者が利用できるようにすることです。サービス・カタログは、組織がどのようなサービスを提供しているかを顧客や利用者、社内の関係者に示すための情報のまとまりです。情報が部署ごとにばらばらだと、顧客への説明や要求の受付が食い違ってしまいます。プラクティスの目的を問われたときは、そのプラクティスが扱う対象、ここではサービスの情報を手掛かりに読むのが軸です。目的の主語になっているものを確かめると、ほかのプラクティスと区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア高品質な製品及びサービスが円滑に提供され…:組織のサプライヤとそのパフォーマンスを適切に管理し、高品質な製品やサービスが円滑に提供されるようにするのは、供給元を管理するプラクティスの目的です。扱う対象がサービスの情報ではなく供給元です。
- イ顧客及びユーザのニーズを満たすために,サ…:サービスが合意したレベルの可用性を提供し、顧客やユーザのニーズを満たすようにするのは、サービスの可用性を扱うプラクティスの目的です。サービスの情報をまとめて提供することとは対象が違います。
- ウサービス及びサービス・コンポーネントを体…:サービスやサービス・コンポーネントを体系的に監視し、イベントとして識別した状態の変化を選別して記録し報告するのは、監視とイベントを扱うプラクティスの目的です。情報の一元管理とは別の活動です。
この問題の用語
- サービスカタログ提供するITサービスの内容や条件をまとめて示した文書のことです。SLAとともに、サービス提供者が文書化して維持する義務を負います。
- ログ管理ログを取るだけでなく、定期的に確認して異常に気づくまでを含む運用です。不正を事前に止める仕組みではなく、事後に調べるための備えです。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
出典:令和7年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問4
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問3:SLAに関する説明(サービスカタログ)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問6:サービス可用性に関する問題(可用性)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問4:SLAに関する問題(サービスカタログ)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問3:サービスカタログに関する問題(サービスカタログ)
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