令和3年度 春期 午前Ⅱ 問2
パフォーマンス評価及び改善
稼働品質率に関する問題
システムの信頼性を測る指標の一つに稼働品質率がある。年間の稼働品質率で評価される信頼性が最も高いシステムはどれか。ここで,稼働品質率は次の式で算出し,システムの資産規模には総運用費用を用いるものとする。
稼働品質率 = 利用者に迷惑を掛けた回数 ÷ システムの資産規模
| システム | 利用者に迷惑を掛けた回数(回/年):オンライン処理 | 利用者に迷惑を掛けた回数(回/年):バッチ処理 | オンライン稼働時間(千時間/年) | システムの総運用費用(百万円/年) |
|---|---|---|---|---|
| A | 3 | 12 | 6 | 120 |
| B | 4 | 8 | 3 | 100 |
| C | 6 | 2 | 4 | 80 |
| D | 6 | 3 | 2 | 60 |
- アA
- イB
- ウC
- エD
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✓ これが正解ウC
解説
回数の合計を総運用費用で割り、最も小さいCが最も信頼性が高くなります。
稼働品質率は、利用者に迷惑を掛けた回数をシステムの資産規模で割った値で、資産規模には総運用費用を使います。迷惑を掛けた回数はオンライン処理とバッチ処理を合計します。値が小さいほど規模の割に迷惑を掛けた回数が少なく、信頼性が高いことになります。Aは(3+12)÷120=0.125、Bは(4+8)÷100=0.12、Cは(6+2)÷80=0.1、Dは(6+3)÷60=0.15で、最も小さいのはCの0.1です。オンライン稼働時間は式に出てこないので、表にあっても計算には使いません。これは障害の回数を規模で割って比べる、規模当たりの品質の考え方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アA:Aは迷惑を掛けた回数が合計15回で、総運用費用120で割ると0.125です。オンライン処理の3回だけで割ると0.025で最も小さく見えますが、式の回数はバッチ処理も含めた合計です。
- イB:Bは回数の合計12を総運用費用100で割ると0.12です。Cの0.1より大きく、規模の割に迷惑を掛けた割合はCより高いので、最も信頼性が高いとは言えません。
- エD:Dは回数の合計9を総運用費用60で割って0.15となり、四つの中で最も大きい値です。費用の規模が小さい割に迷惑を掛けた回数が多く、信頼性は最も低くなります。
この問題の用語
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
出典:令和3年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問2
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