令和6年度 春期 午前Ⅱ 問14
システム監査
システム監査基準の説明
システム監査基準(令和5年)におけるシステム監査基準の説明として,適切なものはどれか。
- アシステム監査が効果的かつ効率的に行われるために,システム監査のあるべき体制や実施方法等を示したもの
- イシステム監査の信頼性を保つために,システム監査人が保持すべき情報システム及びシステム監査に関する専門的知識・技能の水準を定めたもの
- ウ情報システムのガバナンス,マネジメント,コントロールを点検・評価・検証する際の判断の尺度となるもの
- エ情報システムの利活用において共通して留意すべき事項を体系化・一般化してまとめたもの
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✓ これが正解アシステム監査が効果的かつ効率的に行われるために,システム監査のあるべき体制や実施方法等を示したもの
解説
システム監査基準は、監査のあるべき体制や実施方法等を示したものです。
システム監査基準とシステム管理基準は、名前が似ていますが役割が違います。軸は、監査をする側のための基準か、監査される情報システムを評価するための物差しかです。システム監査基準は、システム監査を効果的かつ効率的に行うために、監査の体制の整え方や、監査計画の立て方、監査の実施と報告の進め方などを示したもので、監査する側の行動のよりどころです。一方、ガバナンスやマネジメント、コントロールを点検・評価・検証するときの判断の尺度になるのはシステム管理基準です。誰のための基準かで二つを分けておくと見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イシステム監査の信頼性を保つために,システ…:監査人が持つべき専門的な知識や技能は、監査を行う体制を整えるうえでの要素の一つです。基準全体は体制や実施方法まで含んでおり、知識・技能の水準を定めたものという説明では範囲が狭すぎます。
- ウ情報システムのガバナンス,マネジメント,…:この記述が示すのは、監査人が情報システムの良し悪しを判定するときに当てる物差しで、それを担うのはシステム管理基準です。監査をどう進めるかという監査人の側の手順や体制を述べたものではありません。
- エ情報システムの利活用において共通して留意…:情報システムの利活用で共通して留意すべき事項を体系化したものは、情報システムを使う組織の側が参照する内容です。監査する側の体制や実施方法を示すシステム監査基準の説明にはなりません。
この問題の用語
- システム監査基準システム監査を行う人が守るべき進め方をまとめた指針。誰がやっても同じ水準で点検できるように、手順と心構えを定めています。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
- 監査人システム監査を行う人。作る側や運用する側から独立した立場を保ち、自分では作らずに規程や記録を見て確かめます。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- コントロール目的どおりに業務が進むように組み込む、決まりや点検、仕組みのことです。監査では、その整備と運用の状況が評価されます。
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問14
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問18:スコープのクリープと呼ばれるもの(コントロール)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(信頼性)
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- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問3:フェールソフトに関する問題(情報システム)
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