平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問8
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
ビジネスインパクト分析の問題
災害によるITサービス停止が,ビジネスへどれだけの影響を及ぼすかを分析するビジネスインパクト分析は,どのプロセスで実施するか。
- アITサービス継続性管理
- イインシデント管理
- ウ可用性管理
- エ問題管理
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✓ これが正解アITサービス継続性管理
解説
ビジネスインパクト分析はITサービス継続性管理の中で実施します。
ITサービス継続性管理は、災害などでITサービスが止まる事態に備え、事業を続けるために必要なITサービスを決められた時間内に復旧できるよう計画し、維持するプロセスです。その初めの段階で、サービスが止まったときにどの業務にどれだけの損失が出るか、どれだけの時間なら停止に耐えられるかを調べます。これがビジネスインパクト分析です。分析の結果をもとに、復旧の優先順位や復旧方式を決めていきます。見分ける軸は、災害による長時間の停止を前提にしているかどうかです。災害と事業への影響の組合せが出たら継続性管理、と結び付けて覚えておくと迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イインシデント管理:インシデント管理は、日々起きるサービスの中断などから、できるだけ早く通常の運用へ戻すことを目指すプロセスです。災害時の停止がビジネスへ与える影響を前もって分析する役目は持っていません。
- ウ可用性管理:可用性管理は、合意した時間にサービスを使える状態を保てるよう、構成の冗長化や保守の方法を計画するプロセスです。日常の可用性を扱い、災害による停止の影響分析は継続性管理の側で行います。
- エ問題管理:問題管理は、インシデントの根本原因を突き止めて再発を防ぐプロセスです。原因を解消することが目的であり、災害でサービスが止まった場合のビジネスへの影響を見積もる場面ではありません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- インシデント管理起きた出来事を受け付け、記録し、元どおりに戻すまでを決まった流れで進めること。原因の追究は別の活動として分けます。
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- 問題管理インシデントの未知の根本原因を突き止め、恒久的な対策を出す活動です。決められた時間内に復旧させるインシデント管理とは目的が違います。
出典:平成21年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問8
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4:プラクティスの目的(可用性)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問12(インシデント管理)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問9:構成ベースラインに関する問題(問題管理)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問5(問題管理)
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