平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問7
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
構成管理に関する問題
ITサービスマネジメントのプロセスの一つである構成管理を導入することによって得られるメリットはどれか。
- アIT資産の情報を正確に把握することによって,ほかのプロセスの確実な実施を支援できる。
- イITリソースに対する,現在の需要の把握と将来の需要の予測ができる。
- ウ緊急事態時でも最低限のITサービス基盤を提供することによって,事業の継続が可能になる。
- エ適正なコストで常に一定した品質でのITサービスが提供されるようになる。
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✓ これが正解アIT資産の情報を正確に把握することによって,ほかのプロセスの確実な実施を支援できる。
解説
IT資産の情報を正しく把握し、ほかのプロセスの確実な実施を支えます。
構成管理は、ITサービスを構成するハードウェアやソフトウェア、文書などの構成品目と、その間の関係を識別し、正確な記録として維持するプロセスです。記録はCMDBに集められ、インシデント管理や問題管理、変更管理などが影響範囲の調査や判断に使います。見分ける軸は、そのメリットが構成情報の正確さから生まれるものかどうかです。IT資産の情報を正確に把握し、ほかのプロセスの確実な実施を支援できるという記述は、この役割と合っています。構成管理はほかのプロセスに正しい情報を渡す土台、と位置付けて覚えると選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イITリソースに対する,現在の需要の把握と…:ITリソースの現在の需要を把握し将来の需要を予測するのは、処理能力を必要な時期に必要なだけ用意するための能力の計画を扱うプロセスの役目です。構成情報を正確に保つことから直接得られるメリットではありません。
- ウ緊急事態時でも最低限のITサービス基盤を…:緊急事態でも最低限のITサービス基盤を提供して事業を続けられるようにするのは、災害などに備える継続性の計画が担う内容です。構成管理の記録は役立ちますが、導入して得られるメリットそのものではありません。
- エ適正なコストで常に一定した品質でのITサ…:適正なコストで一定した品質のITサービスを提供することは、サービスの水準やコストの管理を含むITサービスマネジメント全体の狙いです。構成管理を入れることで直接得られるメリットとしては広すぎます。
この問題の用語
- 変更管理すべての変更を、評価し承認し実施し見直すことを確実にする活動です。未知の原因を突き止めて再発を防ぐ問題管理とは、目的が違います。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
出典:平成21年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問7
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問2:サービス継続管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問10:変更管理規程に記載する規則(変更管理)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問9:構成管理プロセスの活動(変更管理)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問11:変更管理規程に記載する規則(変更管理)
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