令和4年度 春期 午前Ⅱ 問12
サービスの運用
プロジェクトマネジメントの進捗管理や課題管理だけでなく,サービスマネジメントのインシデント管理やサービス要求管理でも利用できる,次の特徴をもつ OSS のツールはどれか。
〔特徴〕
・実施すべきタスクをチケットとして扱い,起票,調査,解決,クローズなどの状態と進捗が管理できる。
・チケットに関連する部署に対して,権限を設定し,ワークフローが定義できる。
- アAnsible
- イJenkins
- ウRedmine
- エZabbix
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✓ これが正解ウRedmine
解説
チケットで状態と進捗を管理する OSS は Redmine です。
Redmine は、作業や課題をチケットとして登録し、起票から解決、クローズまでの状態や進捗を追跡する OSS のプロジェクト管理ツールです。見分ける軸は、ツールの主な役割がチケットの管理かどうかです。設問の特徴にあるチケットの状態と進捗の管理、権限の設定とワークフローの定義は、Redmine の機能と合っています。同じ仕組みを使えば、インシデントやサービス要求の受付から完了までを追うこともできます。ほかの三つは、構成の自動化、ビルドやテストの自動化、稼働状況の監視を役割とするツールです。チケットで作業を追うのは Redmine、と役割で覚えると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アAnsible:Ansible は、サーバなどの構成や設定作業を、記述した手順に従って自動で実行するための OSS です。作業の状態をチケットで追う機能を中心にしたツールではありません。
- イJenkins:Jenkins は、ソフトウェアのビルドやテスト、デプロイを自動で繰り返し実行する、継続的インテグレーションのための OSS です。タスクを起票して状態と進捗を管理する用途のツールではありません。
- エZabbix:Zabbix は、サーバやネットワーク機器の稼働状況や性能を監視し、異常を通知する OSS です。監視で得た情報からインシデントに気付くことはできても、チケットとワークフローで作業を管理するツールではありません。
この問題の用語
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- インシデント管理起きた出来事を受け付け、記録し、元どおりに戻すまでを決まった流れで進めること。原因の追究は別の活動として分けます。
- 権限そのアカウントに許された操作の範囲のことです。用途ごとに必要なものだけを与え、定義用と更新用のように分けて持たせます。
出典:令和4年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問20:プロセス“品質の計画”で行う活動(プロジェクトマネジメント)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問16(権限)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問7:インシデント管理に関する問題(インシデント管理)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問6:エスカレーションに該当するもの(権限)
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