平成29年度 春期 午前Ⅱ 問6
プロジェクトの資源
RACIチャートに関する問題
表はRACIチャートを用いた,あるプロジェクトの責任分担マトリックスである。設計アクティビティにおいて,説明責任をもつ要員は誰か。
表(原典は2段の見出し。上段「要員」の下に6名):
| アクティビティ | 阿部 | 伊藤 | 佐藤 | 鈴木 | 田中 | 野村 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 要件定義 | C | A | I | I | I | R |
| 設計 | R | I | I | C | C | A |
| 開発 | A | - | R | - | R | I |
| テスト | I | I | C | R | A | C |
- ア阿部
- イ伊藤と佐藤
- ウ鈴木と田中
- エ野村
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✓ これが正解エ野村
解説
RACIのAが説明責任なので、設計の行でAが付いた人を選びます。
RACIチャートは、各アクティビティについて要員の役割を4種類の記号で示す責任分担マトリックスです。Rは実行責任、Aは説明責任、Cは相談対応、Iは情報提供を表します。見分ける軸は、Aの記号がどこに付いているかです。表の設計の行を見ると、阿部さんがR、伊藤さんと佐藤さんがI、鈴木さんと田中さんがC、野村さんがAです。説明責任をもつのはAの付いた野村さんです。この表では、どの行もAは一人ずつ付いています。実際に作業するのがR、結果に責任を負うのがAと区別しておくと、RとAの取り違えを防げます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア阿部:阿部さんは設計の行ではRで、実際に作業を担う実行責任の立場です。阿部さんにAが付いているのは開発の行なので、行を取り違えると選んでしまいます。
- イ伊藤と佐藤:伊藤さんと佐藤さんは設計の行ではIで、結果の報告を受ける情報提供の立場です。伊藤さんにAが付いているのは要件定義の行で、設計の行ではありません。
- ウ鈴木と田中:鈴木さんと田中さんは設計の行ではCで、意見を求められる相談対応の立場です。田中さんにAが付いているのはテストの行で、設計の説明責任ではありません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問6
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問20:要件が検証可能である例(要件定義)
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