令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問3
プロジェクトの資源
JIS Q 21500の問題
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロセス“プロジェクト組織の定義”の目的はどれか。
- ア活動リストの活動ごとに必要な資源を決定すること
- イプロジェクトに影響されるか,又は影響を及ぼす個人,集団又は組織を明らかにし,その利害及び関係に関連する情報を文書化すること
- ウプロジェクトに関連する役割,責任及び権限について,プロジェクトに関係する全ての当事者から必要な全てのコミットメントを得ること
- エプロジェクトの完遂に必要な人的資源を得ること
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✓ これが正解ウプロジェクトに関連する役割,責任及び権限について,プロジェクトに関係する全ての当事者から必要な全てのコミットメントを得ること
解説
役割・責任・権限について、関係者全員のコミットメントを得ることです。
JIS Q 21500:2018 の資源の対象群には、プロジェクトチームの編成、資源の見積り、プロジェクト組織の定義などのプロセスがあります。プロジェクト組織の定義の目的は、プロジェクトに関連する役割、責任及び権限について、関係する全ての当事者から必要な全てのコミットメントを得ることです。誰が何を受け持ち、どこまで決める権限を持つかを明らかにし、それを当事者に約束してもらうことで、組織として動ける状態を作ります。見分ける軸は、そのプロセスが扱うのが人そのものか、資源の量か、関係者の洗い出しか、役割と責任の約束かです。組織の定義は役割の取り決め、と覚えておくと判別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア活動リストの活動ごとに必要な資源を決定す…:活動リストの活動ごとに必要な資源を決めるのは、資源の見積りの目的です。どの活動にどれだけの資源が必要かを見積もる段階で、役割や責任について約束を取り付けるものではありません。
- イプロジェクトに影響されるか,又は影響を及…:影響を受ける、または及ぼす個人や集団、組織を明らかにして情報を文書化するのは、ステークホルダの対象群にあるステークホルダの特定の目的です。関係者の洗い出しであり、資源の対象群のプロセスでもありません。
- エプロジェクトの完遂に必要な人的資源を得る…:プロジェクトの完遂に必要な人的資源を得るのは、プロジェクトチームの編成の目的です。人を集める段階の話で、集めた人たちの役割や責任、権限について合意を得ることとは区別されます。
この問題の用語
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 権限そのアカウントに許された操作の範囲のことです。用途ごとに必要なものだけを与え、定義用と更新用のように分けて持たせます。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問3
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問20:非機能要件項目(権限)
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問1:プロジェクト憲章に関する問題(権限)
- 令和4年度 秋期 午前Ⅱ 問2:プロジェクト憲章の説明(権限)
- 令和2年度 10月 午前Ⅱ 問3:プロジェクト憲章の説明(権限)
- 平成31年度 春期 午前Ⅱ 問7:ステークホルダに関する問題(権限)
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