サービスマネジメント|平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問49
ITサービスマネジメントのプロセスにおいて,資産管理が適切に実行されているかどうかの判断に有効な計測項目はどれか。
- 解決された問題の件数
- 緊急リリースの件数
- 仕様変更の実装が失敗した件数
- ✓ これが正解未使用のソフトウェアライセンス数
解説
起きた出来事の数ではなく、持っているものの数を数えます。
四つの肢がすべて件数や数で終わっているので、形では分かれません。見るのは、何を一件として数えているかです。三つは起きたことを数えています。解決したこと、急いで出したこと、うまくいかなかったこと。どれも出来事なので、数えれば起きた回数が分かります。残る一つだけが、持っているものを数えています。資産を管理する活動は、何をいくつ持ち、どこでどう使っているかを把握することです。だから、持ち物の数が帳簿と合っているかを測る項目が効きます。買ったのに使っていないものが在るという状態は、把握が甘い印になります。多すぎても少なすぎても管理が届いていないので、数そのものが物差しになります。件数という語尾がそろっている問いでは、数えている中身へ降りていきます。語尾は同じでも、数えているものが同じとは限りません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 起きた困りごとのうち、原因まで突き止めて片付いた数です。問題管理がどれだけ働いたかを表しますが、何をいくつ持っているかには触れません。数えているのが出来事である点で外れます。件数という語尾に引かれると、中身を見ずに選びます。
- 急いで出した回数です。計画どおりに出せていない度合いを表す項目で、リリースの側に属します。これも起きたことの回数であって、持ち物の把握とは結びつきません。急ぐという語は、計画の乱れを測る側に付きます。
- 変えようとして失敗した回数です。変更管理が働いているかを測る項目にあたります。三つの誤りの肢はいずれも出来事を数えており、同じ理由でまとめて落ちます。一つの見分け方で三つ落ちる問いは、読む時間が短くて済みます。
この問題に関係する言葉
- 問題管理インシデントの未知の根本原因を突き止め、恒久的な対策を出す活動です。決められた時間内に復旧させるインシデント管理とは目的が違います。
- 変更管理すべての変更を、評価し承認し実施し見直すことを確実にする活動です。未知の原因を突き止めて再発を防ぐ問題管理とは、目的が違います。
- ソフトウェアライセンスソフトウェアを使ってよい範囲を定めた許諾のことです。導入できる台数を条件とするものが多く、台数を超えて入れると契約に反します。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問49
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