システム戦略|平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問94
〔中問C・提案依頼書(RFP)の作成〕〔ストラテジ〕事務所統合プロジェクトのメンバは,次のとおりである。このとき,予約システムの RFP の作成者に関する記述として,最も適切なものはどれか。
〔中問C の記述(抜粋・再掲)〕入社 2 年目の B さんは,A さんの指導の下で,会議室予約システム(予約システム)の導入責任者になった。B さんは,会議室の予約に関する要件をまとめた。B さんは A さんからこの RFP の作成を指示され,作成者,掲載事項,提出先などについて説明を受けた。
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〔事務所統合プロジェクトのメンバ〕
事務所統合のプロジェクトリーダ : A さん
予約システムの導入責任者 : B さん
プロジェクトメンバ : C,D,E さん
情報システム部の支援者 : F さん
会議室の施工業者の担当者 : G さん
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- ✓ これが正解B さんが作成し,C,D,E,F さんは作成を支援する。
- C,D,E さんのいずれかが作成し,F さんは作成を支援する。
- F さんが作成し,G さんは作成を支援する。
- G さんが作成する。
解説
責任を負う人が書くのが筋で、外の会社には書かせません。
RFP を誰が書くかは、誰が責任を負うかで決まります。設問では、若い担当者が導入の責任者に任命されていました。そのうえで、上司から作成そのものを指示されています。だから書くのはこの担当者で、そう述べた肢が当たります。周りの人は、書く作業を支える側に回るのが正しい形です。情報を扱う部署の人が加わるのは、技術の助言のためでした。要件を書く力と、技術を確かめる力は別のものだからです。注意したいのは、外の会社の担当者が名簿に入っている点です。提案を受ける側の会社に、要件を書かせてはいけません。書かせれば、その会社に都合の良い要件が並んでしまいます。仲間の誰かに丸ごと任せる形も、責任の所在が消えます。書き手が決まれば、後の判断の軸も定まります。シラバスも、この文書の作成を調達の流れに置いています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 仲間のうちの誰かが書くというのが、この肢の言い分です。手は足りるかもしれませんが、責任が宙に浮きます。導入の責任者が任命されている以上、その人が書く筋でした。誰が書いたかで、後の判断の重みも変わってきます。
- 支援する立場の人が書き、外の会社が支えると述べた肢です。助言する側と書く側が、入れ替わってしまっています。しかも外の会社が関わる形になっているところが危ういのです。提案を受ける相手に、要件を書かせることになります。
- 外の会社の担当者が書くというのが、こちらの肢でした。設備の工事を請け負う立場の人に当たります。要件を書く側と、それに応える側が同じになってしまいます。公平に比べる土台が、そもそも崩れてしまいました。比べる足場が消えます。
この問題に関係する言葉
- RFP提案依頼書のこと。システムの調達で候補の会社に提案を求める文書で、選定の基準は提案を受け取る前に決めておきます。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問94(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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