システム戦略|平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問98
〔中問D・交通費精算業務の改善〕〔ストラテジ〕
精算システムを導入しても,事務担当者が精査する現在の申請内容のうち,精査を<u>廃止できないもの</u>はどれか。
〔精算システムの機能要件の一部(中問Dの記述より)〕
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(1) 社員番号でログオンする。社員番号によって,社員表から申請者名を抽出し,申請画面の
共通項目として設定する。
(2) 申請画面の明細として,顧客番号,利用日,利用区間と金額を入力する。1回の申請で複数の
顧客訪問に対する明細が入力できる。また,合計金額の算出,経費科目の設定及び伝票番号の
自動採番を行う。ここで経費科目として,交通費を自動設定する。
(3) 申請後,事務担当者が精査を行い,自動的に承認者に通知が行く。承認者は決裁画面で承認か
否認かを選択する。
(4) 支払画面で承認済み申請を社員ごとに集計し,支払金額を算出する。
```
- 経費科目
- 合計金額
- 申請者名と社員番号
- ✓ これが正解明細の利用区間に対する金額
解説
値を作るのが仕組みか人かで、見直しの要否が決まります。
仕組みを入れても、人が手で打ち込む欄だけは確かめる相手が残ります。逆に、仕組みが自分で値をこしらえる欄なら、打ち間違いようがありません。そこで機能の一覧を一つずつ読み、値の出どころを見分けます。読み進めると、費目のように自動で決まると書かれた欄が見つかります。合計のように、こちらで計算すると書かれた欄もあります。名前のように、番号から表を引いて持ってくる欄も並んでいます。これらは出どころが仕組みの側なので、人が検める必要が消えます。残る一つだけが、区間と金額を打ち込むと書かれています。仕組みは運賃の表を持っていないので、その額が妥当かを判断できません。業務プロセスを見直す問では、要件の文の主語を一つずつ確かめます。自動で決める、計算する、引いてくるは、すべて仕組みの側の動きです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 費目については、交通費として自動で決まると要件に書かれています。打ち込む手間そのものが消える欄はどれかと問われたなら、こちらが答えです。人が選ばない以上、選び間違いも起こらず、検める意味がなくなります。迷う余地が残りません。
- 総額については、こちらで算出すると要件にはっきり書かれています。足し忘れや桁の取り違えが起こらなくなる欄はどれかと問われたなら、こちらです。機械が足した数を、人が電卓で追いかけ直す必要はもうありません。
- 名乗りと番号については、番号で入ってきた人から表を引くと書かれています。本人以外の名を騙れなくなる欄はどれかと問われたなら、こちらになります。入り口で本人だと分かっており、名は表から来るので食い違いません。名乗りは自動で決まります。
この問題に関係する言葉
- 業務プロセス仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。RPAなどを導入する前に、全体を見える形にして見直すことが大切とされます。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問98
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