ITパスポート 平成23年度 特別 問48
プロジェクトマネジメント
アローダイアグラムに関する問題
図のアローダイアグラムにおいて,作業 B が 3 日遅れて完了した。全体の遅れを 1 日にするためには,どの作業を何日短縮すればよいか。
〔図〕アローダイアグラム(結節点と矢線を書き起こしたもの) 凡例 … 丸から丸へ矢線を引き、上に作業名・下に所要日数を書く。 ①(開始)──A 3──→② ①(開始)──B 7──────────→③ ②──C 5──→③ ③──D 10──→⑤(終了) ③──E 7──→④ ④──F 5──→⑤(終了)
- ア 作業 C を 1 日短縮する。
- イ 作業 D を 1 日短縮する。
- ウ 作業 E を 1 日短縮する。
- エ どの作業も短縮する必要はない。
答えと解説
✓ これが正解ウ 作業 E を 1 日短縮する。
解説
遅れた後のクリティカルパスを引き直し、その上の作業を縮めます。
アローダイアグラムでは、経路ごとに所要日数を足し上げて比べます。最も長い経路をクリティカルパスと呼び、全体の日数を決めます。結合点③までは、A→C の経路が三と五で八日、B の経路が七日なので、八日が決め手になります。③から先は、D の十日と、E→F の十二日に分かれます。だから遅れる前の全体は、八に十二を足して二十日でした。ここで作業 B が三日遅れ、七日が十日に伸びました。③までが十日に変わり、全体は十日に十二を足して二十二日になります。遅れを一日にしたいので、二十一日まで縮めます。いまのクリティカルパスは B→E→F です。だからその上にある作業 E を一日縮めると述べた肢が正解です。作業 C も作業 D も、いまのクリティカルパスから外れています。何もしなければ二日の遅れが残ります。B の遅れで経路が入れ替わる点が要です。シラバスも、アローダイアグラムを日程の道具として挙げています。
ほかの選択肢の解説
- ア 作業 C を 1 日短縮する。:作業 C を縮める肢です。遅れる前は、A→C の経路が③までの日数を決めていました。しかし B が十日に伸びた後は、B の経路のほうが長くなっています。C を縮めても③に着く日は変わらず、全体も縮みません。
- イ 作業 D を 1 日短縮する。:作業 D を縮める肢です。③から先は、D の十日と E→F の十二日の二本に分かれます。全体を決めているのは長い E→F のほうです。短い D を縮めても、全体の日数は二十二日のままです。
- エ どの作業も短縮する必要はない。:どの作業も短縮する必要はない、という肢です。B が遅れる前の全体は、たしかに二十日でした。けれども三日遅れると二十二日に伸び、手を打たなければ遅れは二日です。一日に収めるには、どこかを縮める必要があります。
関連用語
出典:平成23年度 特別 ITパスポート試験 問48(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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クリティカルパスの 作業日数 (節点)
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