平成29年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問1
電気に関する基礎理論
合成抵抗に関する問題
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図のような回路で,端子a-b間の合成抵抗[Ω]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ2.5
- ロ5
- ハ7.5
- ニ15
答えと解説
✓ これが正解イ2.5
解説
上下の5 Ωの並列2.5 Ωだけ。右の5 Ωは導線で短絡されている。
合成抵抗は、電流がどの抵抗を通るかを図でたどって求めます。電気回路の計算では、並列は積÷和(2個の場合)、直列は足し算、そして導線でつながれた2点は同じ電位(電気的な高さ)になる、という3つが基本です。
この図では、端子aから上下に分かれた5 Ωが2本あり、それぞれの先の点は導線でつながっています。2本の5 Ωは並列なので、5×5÷(5+5)=2.5 Ωです。右の5 Ωは、一方の端が上の点、もう一方の端が右の縦の導線で下の点につながっています。上の点と下の点は導線で結ばれて同じ電位なので、右の5 Ωの両端に電位差はなく、電流は流れません。つまり右の5 Ωは短絡(ショート)されていて、合成抵抗に加わりません。
したがって、a-b間は2.5 Ωです。右の5 Ωを足した値や3本を全部足した値は、導線の位置を見落とした場合の答えです。 覚え方は、導線でまたがれた抵抗は数えない、です。
ほかの選択肢の解説
- ロ5:7.5 Ωは、並列部分の2.5 Ωに、右の5 Ωを直列に足した値です。ただし右の5 Ωは両端が導線で結ばれた同電位の点どうしで、電流が流れないので、足してはいけません。
- ハ7.5:5 Ωは抵抗1本分の値です。a側の上下の5 Ωは並列に入っていて、2本で電流が分かれるため、合成するともっと小さくなります。この図の組み方からは出てこない値です。
- ニ15:15 Ωは、5 Ωの抵抗3本をすべて直列とみなして足した値です。実際は上下の2本が並列で、残る1本は短絡されているため、全部を足し算する考え方は図に合いません。
出典:平成29年度上期第二種電気工事士筆記試験 問1(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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