令和8年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問1
電気に関する基礎理論
合成抵抗に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
図のような回路で,端子a-b間の合成抵抗[Ω]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ2.5
- ロ5
- ハ7.5
- ニ15
答えと解説
✓ これが正解イ2.5
解説
右の5Ωは導線で短絡され、合成抵抗は2.5Ωです。
合成抵抗とは、複数の抵抗を1つの抵抗に置き換えたときの値です。直列なら足し算、並列なら逆数の和の逆数で求めます。ただし図をよく見ると、右側の5Ωは、両端が中央の縦の導線と右の縦線につながっていて、その右の縦線も下の導線で中央の縦の導線の下端に結ばれています。つまり5Ωの両端は同じ電位で、電流は5Ωを通らず導線のほうへ流れます。このような状態を短絡といい、この5Ωは無いものとして扱えます。
残るのは、a点から上の5Ωと下の5Ωに分かれ、中央の縦の導線で合流する部分です。この2つは並列で、同じ値の抵抗を2つ並列にすると半分になるので、5×5÷(5+5)=2.5Ωです。b端子は短絡された側に付いているので、a-b間の合成抵抗は2.5Ωになります。
見分け方は、抵抗の両端を導線がまたいでいないかを先に確かめることです。数字だけ見て足し算を始めると罠にはまります。
ほかの選択肢の解説
- ロ5:5Ωちょうどになる組み合わせ方は、この回路からは見つかりません。3つの5Ωのどの2つを直列・並列にしても5Ωにはならず、導けない値です。
- ハ7.5:右の5Ωを生かして2.5Ωに直列に足した場合の値です。この5Ωは導線で短絡されて電流が流れないので、合成抵抗には加わりません。
- ニ15:3つの5Ωをすべて直列に足した値です。左の2つは並列に接続されているうえ、右の1つは短絡されており、単純な足し算にはなりません。
出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問1(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)