令和7年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問1
電気に関する基礎理論
合成抵抗に関する問題
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図のような回路で,スイッチS₁を閉じ,スイッチS₂を開いたときの,端子a-b間の合成抵抗[Ω]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ45
- ロ60
- ハ75
- ニ120
答えと解説
✓ これが正解ロ60
解説
S₁が閉じて短絡され、S₂は開くので30+30=60 Ωです。
スイッチの開閉で電流の通り道がどう変わるかを読み取り、合成抵抗を求める問題です。使う知識は、閉じたスイッチは抵抗0の導線と同じで電流がそのまま通る(短絡)こと、開いたスイッチの先には電流が流れないこと、直列の抵抗は足し算で合成することです。
図の左側では、端子aから30 Ωの抵抗を通ったあと、30 Ωの抵抗とスイッチS₁が並列になっています。S₁を閉じると電流は抵抗0のスイッチ側だけを通るので、この並列部分の30 Ωには電流が流れず、並列部分全体が0 Ωと同じです。接続点から右へ向かう枝は、30 Ωの抵抗とスイッチS₂の直列ですが、S₂が開いているので電流は流れません。
結局、電流が通るのは、端子aの30 Ω、短絡された部分(0 Ω)、接続点から下へ向かう30 Ωの直列だけです。30+0+30=60 Ωとなり、60 Ωとする肢が正解です。 覚え方は、閉じたスイッチは導線、開いたスイッチは断線とみなして図を描き直す、です。
ほかの選択肢の解説
- イ45:45 Ωは、S₂も閉じたとして、右の枝の30 Ωと下向きの30 Ωを並列(30÷2=15 Ω)にし、aの30 Ωを足した30+15=45 Ωの値です。問のS₂は開いているので、右の枝には電流が流れません。
- ハ75:75 Ωは、S₁を開いて上段の30 Ωも直列に入れ、S₂は閉じて右枝と下向きの30 Ωを並列(15 Ω)にした30+30+15=75 Ωの値です。S₁は閉じ、S₂は開いているので、この状態にはなりません。
- ニ120:120 Ωは、図の4個の30 Ωをすべて直列にして足した30×4=120 Ωの値です。S₁が閉じて上段の30 Ωが短絡され、S₂が開いて右枝の30 Ωが切り離されるため、4個すべては働きません。
出典:令和7年度上期第二種電気工事士学科試験 問1(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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