令和3年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後)(電気技術者試験センター)問1
電気に関する基礎理論
電圧計に関する問題
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図のような回路で,電流計Ⓐの値が2 Aを示した。このときの電圧計Ⓥの指示値[V]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ16
- ロ32
- ハ40
- ニ48
答えと解説
✓ これが正解ロ32
解説
並列部分は16V・全電流8A・直列4Ωで32Vです。
この問は、並列回路では各枝にかかる電圧が等しいこと、直列部分では同じ電流が流れること、そして電圧=電流×抵抗というオームの法則で解きます。電流計は8 Ωの抵抗と直列につながっているので、その枝にかかる電圧は2 A×8 Ω=16 Vです。並列の3本の枝は、どれも同じ16 Vです。
上の枝は4 Ωと4 Ωの直列で合計8 Ωなので、16 V÷8 Ω=2 Aが流れます。下の枝は4 Ωだけなので、16 V÷4 Ω=4 Aです。中の枝の2 Aと合わせると、並列部分から出ていく電流は2+2+4=8 Aになります。この8 Aは、直列につながった右側の4 Ωの抵抗にそのまま流れます。電圧計はその4 Ωの両端につながっているので、指示値は8 A×4 Ω=32 Vです。
16 Vとする肢は並列部分の電圧、48 Vとする肢は並列部分と右の4 Ωを足した電源電圧にあたり、どちらも電圧計がはさんでいる区間の値ではありません。覚え方は、並列は電圧がそろい電流は足し算、直列は電流がそろい電圧は足し算、です。
ほかの選択肢の解説
- イ16:16 Vは、電流計のある8 Ωの枝にかかる電圧で、並列部分全体にかかる電圧でもあります。電圧計が接続されているのはその右の4 Ωの抵抗の両端なので、測る場所が違います。
- ハ40:40 Vという値は、この回路で求める途中の値(16 V、2 A、2 A、4 A、8 A、32 V、48 V)のどれにも当たりません。電圧計の位置を確かめて求めれば、32 Vに落ち着きます。
- ニ48:48 Vは、並列部分の16 Vと右側の4 Ωの32 Vを足した、電源全体の電圧にあたる値です。電圧計は右の4 Ωだけをはさんでいるので、電源電圧までは示しません。
出典:令和3年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後) 問1(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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