平成25年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問9
配電理論及び配線設計
過電流遮断器に関する問題
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図のような電熱器Ⓗ1台と電動機Ⓜ2台が接続された単相2線式の低圧屋内幹線がある。この幹線の太さを決定する根拠となる電流IW〔A〕と幹線に施設しなければならない過電流遮断器の定格電流を決定する根拠となる電流IB〔A〕の組合せとして、適切なものは。ただし、需要率は100〔%〕とする。
〔注〕本問題の計算で√2、√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14

- イIW 25 IB 25
- ロIW 27 IB 65
- ハIW 30 IB 65
- ニIW 30 IB 75
答えと解説
✓ これが正解ハIW 30 IB 65
解説
IWは1.25×20+5=30〔A〕、IBは3×20+5=65〔A〕です。
低圧幹線の太さを決める電流と、遮断器の定格電流を決める電流を、電動機(Ⓜ)と電熱器(Ⓗ)の定格電流から求める問題です。電動機の定格電流の合計は10+10=20〔A〕、他の機器(電熱器)の合計は5〔A〕です。電動機は始動のとき定格より大きな電流が流れるので、割増しして考えるのが決まりです。
幹線の太さを決める電流IWは、電動機の合計が他の機器の合計より大きく、50〔A〕以下の場合、電動機の合計を1.25倍して他の機器の合計を足すので、IW=1.25×20+5=30〔A〕です。遮断器の定格電流を決める電流IBは、電動機の合計の3倍に他の機器の合計を足して、IB=3×20+5=65〔A〕です。幹線の許容電流が30〔A〕なら、その2.5倍は75〔A〕で、65〔A〕はこれを超えないため、そのまま使います。
電動機は幹線の太さでは1.25倍、遮断器では3倍、と覚えます。
ほかの選択肢の解説
- イIW 25 IB 25:IW 25、IB 25は、定格電流をそのまま足しただけの値です。電動機が含まれるので、幹線の太さを決める電流には1.25倍の割増しが、遮断器の電流には3倍の見込みが必要です。
- ロIW 27 IB 65:IW 27は、電動機の合計が50〔A〕を超える場合の係数1.1を使った1.1×20+5=27〔A〕と一致します。この回路の電動機の合計は20〔A〕なので、係数は1.25で、IWは30〔A〕です。
- ニIW 30 IB 75:IWの30〔A〕は合っていますが、IBの75〔A〕は幹線の許容電流30〔A〕の2.5倍にあたる上限の値です。電動機の3倍に他の機器を足した65〔A〕のほうが小さいので、65を使います。
出典:平成25年度下期第二種電気工事士筆記試験 問9(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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