令和3年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後)(電気技術者試験センター)問6
配電理論及び配線設計
単相2線式に関する問題
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図のような単相2線式回路において,c-c′間の電圧が100 Vのとき,a-a′間の電圧[V]は。ただし,rは電線の電気抵抗[Ω]とする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ102
- ロ103
- ハ104
- ニ105
答えと解説
✓ これが正解ニ105
解説
電流の区間ごとに往復の電圧降下を足して105 Vです。
単相2線式では、電線が行きと帰りの2本あるので、電線の電圧降下は2×r×電流で求めます。c-c′間が100 Vなので、そこから電源側へさかのぼって、区間ごとの電圧降下を足していきます。
b-c間とb′-c′間には負荷の10 Aが流れます。往復で2×0.1 Ω×10 A=2 Vの電圧降下なので、b-b′間の電圧は100+2=102 Vです。a-b間とa′-b′間には、b点の負荷の5 Aとその先の10 Aが合わさって15 Aが流れます。往復で2×0.1 Ω×15 A=3 Vなので、a-a′間の電圧は102+3=105 Vです。
102 Vとする肢はb-c間の2 Vだけを足した値、103 Vとする肢はa-b間の電流を5 Aとして1 Vだけ足した値、104 Vとする肢はa-b間も10 Aとして2 Vを足した値です。電源に近い区間ほど、先の負荷の電流がすべて流れる点がポイントです。覚え方は、電源側ほど電流が増えるので、区間ごとに電流を数え直す、です。
ほかの選択肢の解説
- イ102:102 Vは、c-c′の100 Vにb-c間の往復の降下2 Vだけを足した値です。a-b間の降下を入れていないので、b-b′間の電圧にとどまり、a-a′間の電圧になっていません。
- ロ103:103 Vは、a-b間の電流を5 Aだけとして往復で1 Vを足した値です。a-b間にはb点の負荷の5 Aとその先へ行く10 Aが流れるので、15 Aとして3 V分を数える必要があります。
- ハ104:104 Vは、a-b間にもb-c間と同じ10 Aが流れるとして2 Vを足した値です。b点の負荷の5 Aもa-b間を通るので、実際は15 Aで往復3 Vの降下となり、104 Vには届きません。
出典:令和3年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後) 問6(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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