平成24年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問6
配電理論及び配線設計
許容電流に関する問題
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合成樹脂製可とう電線管(PF管)による低圧屋内配線工事で、管内に断面積5.5〔mm²〕の600V ビニル絶縁電線(銅導体)3本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流〔A〕は。ただし、周囲温度は30〔℃〕以下、電流減少係数は0.70とする。
〔注〕本問題の計算で√2、√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14
- イ26
- ロ34
- ハ42
- ニ49
答えと解説
✓ これが正解ロ34
解説
5.5 mm²の許容電流49 Aに電流減少係数0.70を掛けて34 Aです。
電線に流してよい電流の上限を許容電流といいます。電線を管の中に何本もまとめて通すと、熱が逃げにくくなるので、そのぶん許容電流を小さく見積もります。この割引の率を電流減少係数といいます。
600V ビニル絶縁電線の断面積5.5 mm² の許容電流は、周囲温度が30 ℃ 以下の場合の表の値で49 A です。管内に3本通す場合の電流減少係数は 0.70 と問題に書かれているので、電線1本当たりの許容電流は 49×0.70=34.3 A となり、整数に丸めて 34 A です。
問題の管の種類は PF 管ですが、電線の許容電流を決めるのは電線の太さと周囲温度、管内の電線数であり、管の名前そのものは計算に影響しません。
49 A をそのまま答えにするのは係数を掛け忘れた形です。覚え方は、表の許容電流に、管内の本数に応じた係数を掛ける、です。
ほかの選択肢の解説
- イ26:26 A は、5.5 mm² の許容電流49 A と電流減少係数0.70 の組合せからは出てこない値です。この太さの許容電流に係数を掛けるだけの計算では、26 にはなりません。
- ハ42:42 A も、5.5 mm² の許容電流49 A に0.70 を掛ける正しい計算では出てこない値です。許容電流の表の値に係数を掛けて求める手順で、34 A が得られます。
- ニ49:49 A は、5.5 mm² の電線1本を管に入れず単独で使うときの許容電流の表の値と同じ数字です。管内に3本収めるので、係数0.70 を掛けて小さくしなければなりません。
出典:平成24年度上期第二種電気工事士筆記試験 問6(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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