平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問5
電気に関する基礎理論
三相に関する問題
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図のような三相負荷に三相交流電圧を加えたとき、各線に15〔A〕の電流が流れた。線間電圧E〔V〕は。
〔注〕本問題の計算で√2、√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14

- イ120
- ロ169
- ハ208
- ニ240
答えと解説
✓ これが正解ハ208
解説
相電圧8×15=120〔V〕、線間電圧は120×1.73≒208〔V〕。
負荷はY形(星形)に結んだ、8〔Ω〕の抵抗3つです。各線に15〔A〕が流れ、Y形では線電流が各抵抗を流れる電流と同じなので、抵抗1つの両端にかかる電圧(相電圧)は 8×15=120〔V〕です。
Y形結線では、線間電圧は相電圧の√3倍になります。理由は、2つの相電圧が120度ずれているため、その差をとると√3倍の大きさになるからです。問題文の注にある√3=1.73を使うと、E=1.73×120=207.6〔V〕で、選択肢の中では208〔V〕が合います。
途中の120〔V〕は、そのまま答えにはなりません。設問の記号Eが示しているのは、電源の端子と端子の間にかかる線間電圧のほうです。覚え方は、Y形の線間電圧は相電圧のルート3倍、です。
ほかの選択肢の解説
- イ120:120〔V〕は8〔Ω〕に15〔A〕を掛けた、抵抗1つ分の相電圧です。設問のEは電源の端子と端子の間の線間電圧なので、ルート3を掛ける前の数値を答えにしてしまった誤りです。
- ロ169:169〔V〕は 120×1.41(ルート2倍)に当たる値です。三相の線間電圧に掛けるのはルート3であり、ルート2は交流の最大値と実効値の関係で出る数なので、場面が違います。
- ニ240:240〔V〕は相電圧120〔V〕を単純に2倍した値です。Y形の線間電圧は相電圧の2倍ではなく、位相のずれを考えたルート3倍(約1.73倍)で決まります。
出典:平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験 問5(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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