平成28年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問5
電気に関する基礎理論
線間電圧に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
図のような三相負荷に三相交流電圧を加えたとき,各線に20 A の電流が流れた。線間電圧E[V]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14

- イ120
- ロ173
- ハ208
- ニ240
答えと解説
✓ これが正解ハ208
解説
各相の電圧は6×20=120 V、線間電圧は120×1.73≒208 Vです。
三相の星形(Y)結線の問題です。星形では、線に流れる電流(線電流)と各相の負荷に流れる電流(相電流)は同じ値になります。図では各線に20 Aが流れているので、6 Ωの抵抗の1個1個にも20 Aが流れています。
まず各相の電圧は、オームの法則から 6 Ω×20 A=120 V です。これは負荷の1個にかかる電圧で、相電圧と呼びます。
次に、星形結線では線間電圧が相電圧の√3倍になる関係があります。問の注にある√3=1.73を使うと、E=1.73×120=207.6 V で、約208 Vです。
覚え方は、星形なら 線間電圧=√3×相電圧、線電流=相電流、の二つをセットにすることです。相電圧を求めたところで終わらず、最後に√3を掛けます。
ほかの選択肢の解説
- イ120:120 Vは、抵抗1個にかかる相電圧です。問われているのは電源の線の間の線間電圧で、星形結線では相電圧の√3倍(約1.73倍)になるため、120 Vでは足りません。
- ロ173:173 Vは、この回路の数値から導けない値です。相電圧が120 Vなので、これに1.73を掛けて得られるのは約208 Vで、173 Vになる掛け方は見当たりません。
- ニ240:240 Vも、この回路の数値からは導けない値です。相電圧120 Vの2倍にあたりますが、星形結線の線間電圧は相電圧の2倍ではなく√3倍なので、当てはまりません。
出典:平成28年度下期第二種電気工事士筆記試験 問5(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)