平成24年度 秋期 午前 問47
開発技術
CMMIの説明
CMMI を説明したものはどれか。
- アソフトウェア開発組織及びプロジェクトのプロセスの成熟度を評価するためのモデルである。
- イソフトウェア開発のプロセスモデルの一種である。
- ウソフトウェアを中心としたシステム開発及び取引のための共通フレームのことである。
- エプロジェクトの成熟度に応じてソフトウェア開発の手順を定義したモデルである。
答えと解説を見る
✓ これが正解アソフトウェア開発組織及びプロジェクトのプロセスの成熟度を評価するためのモデルである。
解説
CMMI は成熟度を測るための物差しです。
CMMI は Capability Maturity Model Integration の略で、名前の真ん中に成熟度を意味する語が入っています。つまりこれは、開発のやり方そのものがどれだけ整っているかを測るための物差しです。測る相手は、ソフトウェア開発を行う組織と、そこで動くプロジェクトであって、出来上がった製品の品質ではありません。段階は五つ用意されていて、場当たりな状態から、管理された状態、定義された状態、定量的に管理された状態、最適化している状態へと上がっていきます。押さえておきたいのは、何が備わっているべきかは示すけれども、どうやるかまでは決めない、という線引きです。残る三つは、この測る枠という位置づけからそれぞれ外れています。開発の進め方の型を指しているのか、用語と作業をそろえるための枠組みなのか、それとも手順を決めるものだと述べているのかを、記述ごとに読み分けてください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イソフトウェア開発のプロセスモデルの一種で…:開発の進め方の型を指す言い方で、ウォータフォールやスパイラルやアジャイルがこれにあたります。そのうちどれを採るかを指定する役目は負っていませんので、位置づけが合いません。
- ウソフトウェアを中心としたシステム開発及び…:取得する側と供給する側が同じ言葉で話せるように、作業と用語を並べた共通フレームの説明です。共通の枠を与える点は似ていますが、整い具合を段階で測る働きはありません。
- エプロジェクトの成熟度に応じてソフトウェア…:成熟度に応じて手順を定義するという向きが逆になっています。いまどの段階に居るのかを判定するのが役目で、そこから先の具体的な手順は、各組織が自分で決めることになります。
この問題の用語
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 共通フレームシステムの企画から運用までの作業と役割を、共通の言葉で並べた指針です。発注する側と受ける側で認識がずれないようにするために使います。
出典:平成24年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 春期 午前 問66:共通フレームに関する問題(共通フレーム)
- 令和2年度 10月 午前 問62:企画プロセスで実施すべきもの(共通フレーム)
- 令和元年度 秋期 午前 問65:要件定義プロセスで行うこと(共通フレーム)
- 平成30年度 春期 午前 問61:共通フレームに関する問題(共通フレーム)
- 平成29年度 秋期 午前 問64:要件定義プロセスで行うこと(共通フレーム)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)