平成28年度 春期 午前 問49
開発技術
レビュー技法
作業成果物の作成者以外の参加者がモデレータとして主導すること,並びに公式な記録及び分析を行うことが特徴のレビュー技法はどれか。
- アインスペクション
- イウォークスルー
- ウパスアラウンド
- エペアプログラミング
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✓ これが正解アインスペクション
解説
司会役を別に立て、記録と分析まで行う公式なレビューです。
設問が挙げている条件は二つです。作業成果物の作成者以外の参加者がモデレータとして主導すること、そして公式な記録および分析を行うことです。どちらも、あらかじめ手続きが決まっている側の特徴を指しています。インスペクションは、参加者の役割を先に決めておき、モデレータが会を進行し、出てきた指摘を記録して集計や分析まで行う、最も形式の整ったレビュー技法です。二つの条件をそろって満たすのはこの技法だけです。目的は欠陥を見つけることであって、その場で直し方まで決めることではない、という点も押さえておくと違いが見えやすくなります。レビュー技法は、どれだけ形式ばっているかの度合いで並べると整理できます。回覧して見てもらうだけのもの、集まって説明しながら見ていくもの、そして役割と手続きを決めて記録まで残すもの、という順です。設問の二つの条件は、この並びのいちばん形式的な端にしか当たりません。誰が仕切るのか、そして記録が定型で残るのか、という二点を読めば決まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イウォークスルー:ウォークスルーは作成者自身が説明しながら参加者とともに見ていく形です。会議の形はとりますが、進行するのが作成者である点で、作成者以外が主導するという条件に反します。
- ウパスアラウンド:パスアラウンドは成果物を回覧して見てもらうだけの軽い方法です。集まる必要も進行役を立てる必要もないので、公式な記録および分析を行うという条件から外れます。
- エペアプログラミング:ペアプログラミングは二人一組で作業し、一方が書く様子をもう一方がその場で見る進め方です。開発の進め方そのものであって、独立した検討の場を設ける技法ではありません。
この問題の用語
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問49
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