令和5年度 春期 午前 問66
システム企画
共通フレームに関する問題
組込み機器の開発を行うために,ベンダーに見積りを依頼する際に必要なものとして,適切なものはどれか。ここで,システム開発の手順は共通フレーム 2013 に沿うものとする。
- ア納品書
- イ評価仕様書
- ウ見積書
- エ要件定義書
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✓ これが正解エ要件定義書
解説
何をどこまで作るかを示す文書が必要です。
設問は、組込み機器の開発でベンダーに見積りを依頼する際に必要なものを、四つの書類の中から選ばせています。四つとも開発の場で実際に使う書類なので、見慣れているかどうかでは絞れません。見分けの軸は二つです。その書類を作るのが依頼する側か受ける側か、そして開発の流れのどこで現れるか、です。ベンダーは何をどこまで作るのかを読み取ってから工数を積むので、依頼の時点で渡すべきなのは作るものの中身を定めた書類になります。正解は要件定義書です。機能や性能や制約が書かれていれば、複数の会社へ同じ条件で見積りを求め、同じ土俵で比べられます。組込み機器では、載せるハードウェアの制約や安全に関わる求めも金額を大きく動かすため、この文書の中身がそのまま見積りの確からしさになります。設問と同じ語を含む書類につい目が向きますが、先に決めるべきは渡す向きです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア納品書:納入するときに品物と一緒に渡す書類で、作るものが決まり出来上がった後に現れます。依頼する時点ではまだ書きようがありません。
- イ評価仕様書:出来上がったものをどう試験して確かめるかを定める文書で、開発の後半になって必要になります。依頼の材料として先に手渡すものではありません。
- ウ見積書:依頼を受けた側が工数と金額を積んで返す書類です。渡す向きが逆なので、依頼する側が用意して持ち込むものにはなりません。
この問題の用語
- 共通フレームシステムの企画から運用までの作業と役割を、共通の言葉で並べた指針です。発注する側と受ける側で認識がずれないようにするために使います。
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問66
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問46:要件定義に関する問題(要件定義)
- 令和7年度 春期 午前 問66:準委任型が適切であるとされるもの(要件定義)
- 令和2年度 10月 午前 問62:企画プロセスで実施すべきもの(共通フレーム)
- 令和元年度 秋期 午前 問65:要件定義プロセスで行うこと(共通フレーム)
- 平成30年度 春期 午前 問61:共通フレームに関する問題(共通フレーム)
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