平成22年度 春期 午前 問57
サービスマネジメント
IT サービスマネジメントシステムを構築するに当たって,現行の業務のやり方とベストプラクティスを比較するものはどれか。
- アシステム監視
- イ内部監査
- ウベンチマーキング
- エマネジメントレビュー
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✓ これが正解ウベンチマーキング
解説
外にある手本と突き合わせるのがベンチマーキングです。
この設問は、比べる相手がどこにあるかだけで決まります。設問の言葉を拾うと、比べられるのが現行の業務のやり方、比べる相手がベストプラクティスです。ベストプラクティスとは、他社や業界で最も良いとされているやり方、つまり外にある手本のことです。外の手本と自分のやり方を突き合わせる行いをベンチマーキングと呼びます。ベンチマークという語はもともと測量の基準点を指しており、よそに置いた物差しという意味がそのまま残っています。目的は、自分がいまどの位置にいるのかを知り、差を埋めるための改善目標を立てることです。差を測るところまでが役目であって、合格か不合格かを言い渡すものではありません。ここが、内部監査のように自分たちで定めた基準に照らして判定する行いとの分かれ目になります。サービスマネジメントの仕組みを整える場面では、広く認められた良いやり方の集まりと現行の業務を突き合わせる作業が、そのままこれに当たります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アシステム監視:稼働しているシステムの状態を測る行いで、突き合わせる相手がそもそも存在しません。数値を読み取るだけでは、自分たちのやり方が良いのかどうかを位置づけられません。
- イ内部監査:組織が自ら定めた規程や基準に適合しているかを確かめる役目で、照らす物差しが内側に置かれています。適合しているかどうかの判定を出す点でも、性格が異なります。
- エマネジメントレビュー:経営を担う層が仕組み全体の妥当性や有効性を見直すもので、誰が見直すのかという主体の話をしています。何と突き合わせるのかを述べた記述ではありません。
この問題の用語
- 内部監査組織が自分たちの仕組みを、業務の担当から離れた立場の者が点検すること。結果は改善のための見直しに使われます。
- サービスマネジメントシステムITサービスを設計し、移行し、提供し、改善するための仕組み全体です。計画・運用・点検・処置の四つを繰り返して良くしていきます。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
- マネジメントレビュー経営層が、仕組みが目的に合っているかを定期的に見直すことです。前回の処置の状況、内部監査の結果、不適合と是正を考えます。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問57
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 秋期 午前 問56:継続的改善に関する記述(サービスマネジメントシステム)
- 令和5年度 秋期 午前 問55:是正処置の説明(サービスマネジメントシステム)
- 令和5年度 春期 午前 問60:内部統制に関する問題(内部監査)
- 令和5年度 春期 午前 問56:サービスレベル目標に関する問題(サービスマネジメントシステム)
- 令和4年度 秋期 午前 問58:ISMS内部監査に関する問題(内部監査)
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