平成28年度 秋期 午前 問67
経営戦略
ベンチマーキングの説明
ベンチマーキングを説明したものはどれか。
- ア企業内に散在している知識を共有化し,全体の問題解決力を高めていく経営を行う。
- イ迅速な意思決定のために,組織の階層をできるだけ少なくしたフラット型の組織構造によって経営を行う。
- ウ優れた業績を上げている企業などとの比較分析を行い,結果を自社の経営改革に活用する。
- エ他社にはまねのできない,企業独自のノウハウや技術などの強みを核とした経営を行う。
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✓ これが正解ウ優れた業績を上げている企業などとの比較分析を行い,結果を自社の経営改革に活用する。
解説
ベンチマーキングは、外に物差しを置いて差を測る手法です。
設問は、ベンチマーキングを説明したものを選ばせています。もとになった言葉は測量で使う基準点のことで、経営に持ち込んだときも意味は変わりません。自社の外に物差しを置き、そことの差を測り、測った差を自社を変える材料にする、という流れです。判断の軸は視線の向きだと考えると整理しやすくなります。外を見て学ぶのがこの手法で、社内に散らばっているものをまとめる取組みや、自社の芯となる強みを固める取組みとは向きが逆になります。もう一点押さえておきたいのは、比べる相手が同じ業界とは限らないことです。自社が伸ばしたい業務について最も優れたやり方をしている組織を選べばよく、業種が違っても差し支えありません。以上から、優れた業績を上げている企業などとの比較分析を行い、結果を自社の経営改革に活用するという記述が当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア企業内に散在している知識を共有化し,全体…:社内のあちこちに散らばっている知恵を持ち寄って使えるようにし、組織として問題を解く力を高める取組みです。視線が内側に向いており、外に基準を置いて差を測るという要素がありません。
- イ迅速な意思決定のために,組織の階層をでき…:決めごとを速く進めるために、上下の段数をできるだけ減らした組織の形を採るという話です。組織をどんな形にするかを述べているだけで、比べる相手も測る対象も出てきません。
- エ他社にはまねのできない,企業独自のノウハ…:他社が真似できない独自の技や知見を軸に据えて経営する考え方です。他社という語が出てくる点は共通しますが、向きが逆で、学びに行くのではなく違いを保つことに主眼があります。
この問題の用語
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67
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