平成27年度 春期 午前 問62
システム戦略
エンタープライズアーキテクチャ(EA)を説明したものはどれか。
- アオブジェクト指向設計を支援する様々な手法を統一して標準化したものであり,クラス図などのモデル図によってシステムの分析や設計を行うための技法である。
- イ概念データモデルを,エンティティ,リレーションシップで表現することによって,データ構造やデータ項目間の関係を明らかにするための技法である。
- ウ各業務と情報システムを,ビジネス,データ,アプリケーション,テクノロジの四つの体系で分析し,全体最適化の観点から見直すための技法である。
- エ企業のビジネスプロセスを,データフロー,プロセス,ファイル,データ源泉/データ吸収の四つの基本要素で抽象化して表現するための技法である。
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✓ これが正解ウ各業務と情報システムを,ビジネス,データ,アプリケーション,テクノロジの四つの体系で分析し,全体最適化の観点から見直すための技法である。
解説
四つの体系で全体最適化を図る技法です。
設問はエンタープライズアーキテクチャの説明を選ばせています。四つに分けるという言い方は二つの記述に出てくるので、数ではなく、何を四つに割ったのかで読み分けます。この技法は、組織の業務と情報システムを、ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジという四つの体系に整理します。何をする組織なのか、そこで扱う情報はどう組み立てられているか、それを担うシステムはどう並んでいるか、載せる基盤は何かという重なりです。現状と目指す姿を体系ごとに描き、差を埋める計画に落とすところまでが手順になります。狙いは、部門ごとの都合で積み上がった仕組みを全体最適化の観点から見直すことにあります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アオブジェクト指向設計を支援する様々な手法…:オブジェクト指向設計の様々な手法を統一した記法についての説明です。クラス図などを用いて分析や設計を進める道具ですが、見ている単位は一つのシステムであって、組織の体系ではありません。
- イ概念データモデルを,エンティティ,リレー…:概念データモデルを、エンティティとリレーションシップで表す技法についての説明です。明らかにするのはデータの構造と項目どうしの関係に限られ、業務や基盤までは視野に入りません。
- エ企業のビジネスプロセスを,データフロー,…:データフロー、プロセス、ファイル、データ源泉とデータ吸収という要素で業務の流れを抽象化する図法の説明です。四つと数えているのは記号の種類であって、組織を見るための層ではありません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- エンティティ情報の世界で管理の対象となる、人やものごとの一つひとつを指します。E-R図では、この対象と対象どうしの関連を組み合わせて表します。
- リレーションシップE-R図で、エンティティどうしのつながりを表す部分のことです。業務上の手順を表すものではなく、対象どうしの関連だけを示します。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問62
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問41:真正性に関する問題(エンティティ)
- 令和5年度 秋期 午前 問40(エンティティ)
- 令和4年度 秋期 午前 問63(リレーションシップ)
- 令和4年度 春期 午前 問27:内部スキーマの設計に含まれるもの(エンティティ)
- 令和3年度 秋期 午前 問46:CRUDマトリクスの説明(エンティティ)
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