令和3年度 春期 午前Ⅱ 問9
システム構成要素
フェールセーフに関する問題
システムの安全性や信頼性を向上させる考え方のうち,フェールセーフはどれか。
- アシステムが部分的に故障しても,システム全体としては必要な機能を維持する。
- イシステム障害が発生したとき,待機しているシステムに切り替えて処理を続行する。
- ウシステムを構成している機器が故障したときは,システムが安全に停止するようにして,被害を最小限に抑える。
- エ利用者が誤った操作をしても,システムに異常が起こらないようにする。
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✓ これが正解ウシステムを構成している機器が故障したときは,システムが安全に停止するようにして,被害を最小限に抑える。
解説
フェールセーフは、故障時に安全側へ止めて被害を最小限に抑える考え方です。
フェールセーフは、機器が故障したときにシステムを安全な状態へ移す、たとえば停止させることで、人や設備への被害を最小限に抑える考え方です。見分ける軸は、故障や誤りが起きたときに、機能を続けることを優先するのか、安全を優先して止めるのか、人の誤りに備えるのかです。機器が故障したらシステムを安全に停止させて被害を抑えるという記述は、安全を優先するこの考え方に一致します。壊れたら安全な側へ倒す、と覚えておくと、動かし続ける考え方や誤操作への備えと区別しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アシステムが部分的に故障しても,システム全…:部分的に故障しても全体として必要な機能を維持するのは、フェールソフトの考え方です。止めて安全を確保するのではなく、機能を落としてでも動かし続けることを優先します。
- イシステム障害が発生したとき,待機している…:障害時に待機しているシステムへ切り替えて処理を続けるのは、予備の系をもつ冗長構成による継続の考え方です。安全のために止めるフェールセーフとは目的が違います。
- エ利用者が誤った操作をしても,システムに異…:利用者が誤った操作をしても異常が起きないようにするのは、フールプルーフの考え方です。機器の故障ではなく、人の誤操作への備えを述べています。
この問題の用語
- フェールセーフ故障しても危険が生じないように、安全な側へ倒しておく設計です。誤った操作そのものをできなくする考え方とは区別されます。
- フールプルーフ人が操作を誤っても危険や故障につながらないようにする設計のこと。故障しても安全側に倒すフェールセーフとは着眼点が違います。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
出典:令和3年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問9
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(信頼性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問11:エラープルーフ化に関する問題(フールプルーフ)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問14:システム監査基準の説明(信頼性)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問3:フェールソフトに関する問題(フールプルーフ)
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問20:インタロックの例(フールプルーフ)
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