令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問13
サービスの運用
入出力データの管理方針のうち,適切なものはどれか。
- ア出力帳票の利用状況を定期的に点検し,利用されていないと判断したものは,情報システム部門の判断で出力を停止する。
- イ出力帳票は授受管理表などを用いて確実に受渡しを行い,情報の重要度によっては業務部門の管理者に手渡しする。
- ウチェックによって発見された入力データの誤りは,情報システム部門の判断で迅速に修正する。
- エ入力原票や EDI 受信ファイルなどの取引情報は,機密性を確保するために,データをシステムに取り込んだ後に速やかに廃棄する。
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✓ これが正解イ出力帳票は授受管理表などを用いて確実に受渡しを行い,情報の重要度によっては業務部門の管理者に手渡しする。
解説
重要な出力帳票は授受を記録して確実に渡し、管理者へ手渡しします。
入出力データの管理では、データの持ち主である業務部門と、システムを運用する情報システム部門の役割分担が見分ける軸になります。出力帳票は情報の漏えいや紛失を防ぐため、授受管理表などで受渡しの記録を残し、重要度の高いものは業務部門の管理者に直接手渡しします。この記述は役割分担と確実な受渡しの両方に沿っています。データの中身に関わる判断は業務部門、確実な運搬と記録は情報システム部門、と分けて考えると、情報システム部門が単独で決めてしまう記述を見抜けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア出力帳票の利用状況を定期的に点検し,利用…:使われていないように見える帳票でも、要否を決めるのは利用する業務部門です。情報システム部門が自分の判断だけで出力を止めると、必要な帳票が届かなくなるおそれがあります。
- ウチェックによって発見された入力データの誤…:入力データの誤りは、元の取引を知っている業務部門が確認して直すべきものです。情報システム部門の判断で修正すると、正しい値かどうかの裏付けが取れません。
- エ入力原票や EDI 受信ファイルなどの取…:入力原票や EDI の受信ファイルは、取込み後に内容を照合したり監査で確かめたりするため、定めた期間は保管しておくものです。すぐに廃棄すると、誤りがあったときに検証できなくなります。
この問題の用語
- EDI取引の伝票を決まった形式にそろえて、企業の間でやり取りする仕組みです。注文や請求の手入力が減り、取引を速く正確に進められます。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- 部門組織の中で、仕事の種類や担当ごとに分けられたまとまりです。専門ごとに分ける分け方と、製品や地域ごとに分ける分け方があります。
- 重要度物事がどれだけ大切かを表す度合いのことです。要求や情報資産、障害などに付け、対応の順番や守り方の強さを決める目安にします。
- 機密性許された人だけが情報に触れられる状態が保たれていること。完全性・可用性と並ぶ、情報セキュリティの三つの性質の一つです。
- 廃棄使わなくなった機器や書類を、処分することをいいます。記録が残る装置は、全領域を上書きしてから引き渡します。
出典:令和元年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問13
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(機密性)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問18:ステークホルダ登録簿に関する問題(重要度)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問14:システム監査基準の説明(情報システム)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問7:総所有費用(TCO)の説明(廃棄)
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問21:SQL文(部門)
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