令和6年度 春期 午前Ⅱ 問18
プロジェクトマネジメント
ステークホルダ登録簿に関する問題
ステークホルダ登録簿の作成及び更新に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア重要なステークホルダを特定するために,社外の人だけをステークホルダ登録簿に記載する。
- イステークホルダに公平に対応するために,ステークホルダ登録簿には登録したステークホルダの重要度を付けない。
- ウステークホルダのニーズや期待の変化に対応するために,ステークホルダ登録簿の内容を継続的に更新する。
- エステークホルダの利害及び関係に関連する情報を漏れなく記載するために,プロジェクトをある程度進めてからステークホルダ登録簿を作成する。
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✓ これが正解ウステークホルダのニーズや期待の変化に対応するために,ステークホルダ登録簿の内容を継続的に更新する。
解説
ステークホルダ登録簿は、ニーズや期待の変化に合わせて継続的に更新します。
ステークホルダ登録簿は、プロジェクトに関わる人や組織を特定し、その利害、関与の度合い、影響力などを記録したものです。軸は、いつ作り、どう保つかです。ステークホルダはプロジェクトの初期に特定して登録簿を作り始めますが、プロジェクトが進むと新しい関係者が加わったり、既存の関係者のニーズや期待が変わったりします。そのため登録簿は一度作って終わりではなく、変化に合わせて継続的に更新していきます。早く作り、社内外を偏りなく載せ、重要度を付け、更新し続けるという四点を押さえておけば、ほかの記述の誤りにも気付けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア重要なステークホルダを特定するために,社…:ステークホルダには、顧客や供給者などの社外の人だけでなく、プロジェクトメンバーや経営層、関係部門などの社内の人も含まれます。社外の人だけを載せると、影響力の大きい社内の関係者を見落とします。
- イステークホルダに公平に対応するために,ス…:限られた時間や労力を効果的に配分するには、ステークホルダごとの影響力や関心の度合いを分析して重要度を付けておくことが役立ちます。公平さを理由に重要度を付けないと、対応の優先順位を決められません。
- エステークホルダの利害及び関係に関連する情…:プロジェクトをある程度進めてから作ると、初期の計画や意思決定に必要な関係者を見落とすおそれがあります。登録簿はプロジェクトの早い段階で作成し、その後の変化を反映させていくものです。
この問題の用語
- ステークホルダその活動から影響を受ける、または活動に影響を与える人や組織。外部にもいて、不利益を受ける立場の人も含みます。
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
- 重要度物事がどれだけ大切かを表す度合いのことです。要求や情報資産、障害などに付け、対応の順番や守り方の強さを決める目安にします。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問18
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問20:プロセス“品質の計画”で行う活動(プロジェクトマネジメント)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問19:アローダイアグラムに関する問題(プロジェクト)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問14:情報セキュリティ監査基準の問題(ステークホルダ)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問13(重要度)
- 平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問16:ステークホルダ各社の関係の組合せ(ステークホルダ)
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