平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問17
プロジェクトマネジメント
CPIに関する問題
期間10日間のプロジェクトを,5日目の終了時にアーンドバリュー分析したところ,表のとおりであった。現在のコスト効率が今後も続く場合,完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。
| 管理項目 | 金額(万円) |
|---|---|
| 完成時総予算(BAC) | 100 |
| プランドバリュー(PV) | 50 |
| アーンドバリュー(EV) | 40 |
| 実コスト(AC) | 60 |
- ア110
- イ120
- ウ135
- エ150
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✓ これが正解エ150
解説
CPIは40÷60で、EACは100÷(40÷60)=150万円です。
現在のコスト効率が今後も続くと仮定するときは、完成時総予算(BAC)をコスト効率指数(CPI)で割って、完成時総コスト見積り(EAC)を求めます。CPIはアーンドバリュー(EV)を実コスト(AC)で割った値で、40÷60=2/3です。EACは100÷(2/3)=150万円です。別の形で、AC+(BAC-EV)÷CPI=60+60×3/2=60+90=150と計算しても同じ値になります。40万円分の出来高に60万円を使っている効率のまま残りも進むと読むと、予算の1.5倍に膨らむことが分かります。この見積り方は、出来高と実コストの比を将来へ延ばすというアーンドバリュー分析の考え方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア110:実コスト60に、完成時総予算100からプランドバリュー50を引いた残り50を足すと110になります。予定上の残りの額をそのまま足しただけで、実際の出来高やコスト効率の悪さが見積りに入っていません。
- イ120:実コスト60に、残りの作業の予算(BAC-EV=60)をそのまま足すと120になります。これは残りの作業が予算どおりに進むと仮定した見積りで、現在のコスト効率が続くという設問の条件を使っていません。
- ウ135:残りの作業の予算60をスケジュール効率指数(SPI=40÷50=0.8)で割った75を、実コスト60に足すと135になります。条件はコスト効率が続くことなので、スケジュールの効率で割るのは条件に合いません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成27年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問17
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問19:アローダイアグラムに関する問題(プロジェクト)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6:移行に関する問題(プロジェクト)
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