平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問19
プロジェクトマネジメント
EVMに関する問題
期間10日のプロジェクトを,5日目の終了時にアーンドバリュー分析したところ,表のとおりであった。現在のコスト効率が今後も続く場合,完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。
| 管理項目 | 金額(万円) |
|---|---|
| 完成時総予算(BAC) | 100 |
| プランドバリュー(PV) | 50 |
| アーンドバリュー(EV) | 40 |
| 実コスト(AC) | 60 |
- ア110
- イ120
- ウ135
- エ150
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✓ これが正解エ150
解説
CPIは40÷60で、EACは60+60÷CPI=150万円です。
現在のコスト効率が今後も続くという条件なので、コスト効率を表すCPIを使って残りの作業の費用を見積もります。CPIはEV÷ACで、40÷60=2/3です。つまり、1万円分の出来高を得るのに1.5万円かかっている状態です。残りの作業の予算はBAC−EV=100−40=60万円で、これを同じ効率で行うと60÷(2/3)=90万円かかります。すでに使った実コストの60万円に足すと、EAC=60+90=150万円です。同じことはBAC÷CPI=100÷(2/3)=150万円とも書けます。EVMでEACを問われたら、条件文が今後の効率をどう仮定しているかを先に読み、使う指標をCPIにするのかどうかを決めるのがポイントです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア110:110万円は、実コスト60万円に、予定上まだ残っている予算BAC−PV=100−50=50万円を足した値です。残りの作業量は出来高のEVを基準に測るべきで、予定のPVを使うのは誤りです。コスト効率の悪化も反映していません。
- イ120:120万円は、実コスト60万円に、残りの作業の予算である60万円をそのまま足した値です。残りが予算どおりの効率で進むという仮定にあたり、現在のコスト効率が続くという条件を反映していません。
- ウ135:135万円は、残りの作業の予算60万円をSPI=EV÷PV=40÷50=0.8で割った75万円を、実コスト60万円に足した値です。条件はコスト効率が続くことなので、割るのはSPIではなくCPIです。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成25年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問19
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問19:アローダイアグラムに関する問題(プロジェクト)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6:移行に関する問題(プロジェクト)
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