ITパスポート 平成22年度 春期 問9
経営戦略
“モノ” の流れに着目して企業の活動を購買,製造,出荷物流,販売などの主活動と,人事管理,技術開発などの支援活動に分けることによって,企業が提供する製品やサービスの付加価値が事業活動のどの部分で生み出されているかを分析する考え方はどれか。
- ア コアコンピタンス
- イ バリューチェーン
- ウ プロダクトポートフォリオ
- エ プロダクトライフサイクル
答えと解説
✓ これが正解イ バリューチェーン
解説
活動を鎖のように並べ、どこで値打ちが生まれるかを見ます。
企業の活動を、つながった鎖のように並べて見る考え方があります。購買、製造、出荷物流、販売という流れが主活動です。その脇に、人事管理や技術開発などの支援活動が並びます。そのうえで、どの活動で付加価値が生まれているかを分析します。この考え方をバリューチェーンと呼び、その語の肢が正解です。弱い活動が見つかれば、そこに手を入れることになります。コアコンピタンスは、自社だけが持つ強い力を指す語です。他社が真似しにくい中核の力を表します。プロダクトポートフォリオは、事業の組み合わせを四つの枠で見る考え方です。どの事業に資源を配るかを決めます。プロダクトライフサイクルは、製品が生まれて消えるまでの移り変わりを見る考え方です。活動を鎖として並べるのは、バリューチェーンだけです。シラバスも、バリューチェーンマネジメントを経営戦略の用語として挙げています。
ほかの選択肢の解説
- ア コアコンピタンス:コアコンピタンスは、他社が真似しにくい自社の中核の力を指す語です。何を軸に戦うかを決めるときに使い、活動を主活動と支援活動に分けて見る考え方ではありません。
- ウ プロダクトポートフォリオ:プロダクトポートフォリオは、事業を市場の伸びと占有率の二つの軸で並べ、資源の配分を決める枠組みです。見る単位が事業なので、活動の流れは追いません。
- エ プロダクトライフサイクル:プロダクトライフサイクルは、製品が市場に出てから消えるまでを導入期・成長期・成熟期・衰退期に分けて見る考え方です。見ているのは時の移りで、付加価値の出どころは見ません。
関連用語
- バリューチェーン企業の活動を鎖のように並べ、どの活動で価値が生まれるかを見る枠組みです。
- 主活動バリューチェーン分析で、購買から製造、出荷、販売、サービスまでの価値を直接生む五つの活動である。
- 技術開発製品やプロセスを改良する活動です。
- 支援活動バリューチェーン分析で、全般管理、人事、技術開発、調達の四つの、主活動を支える活動である。
- コアコンピタンス他社がまねできない、その会社ならではの中核の強みのことです。
- プロダクトライフサイクル製品が市場に出てから姿を消すまでを、導入・成長・成熟・衰退の四つの期に分けて捉える考え方です。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問9
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関連問題
- 令和8年度 問24:
コーポレートガバナンスの 説明 (コアコンピタンス) - 令和6年度 問17:
ロードマップの 説明 (技術開発) - 令和2年度 10月 (特別措置試験) 問21
(バリューチェーン) - 平成31年度 春期 (特別措置試験) 問22:
支援活動に 利用されるもの (主活動) - 平成30年度 春期 (特別措置試験) 問12:
バリューチェーンの 説明 (プロダクトライフサイクル)
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