令和8年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問2
電気に関する基礎理論
電気抵抗に関する問題
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軟銅線の電気抵抗に関する記述として,誤っているものは。
- イ電気抵抗は周囲温度が上昇すると大きくなる。
- ロ電気抵抗は軟銅線の断面積の2乗に反比例する。
- ハ電気抵抗は軟銅線の長さに比例する。
- ニ抵抗率はアルミニウム線よりも低い。
答えと解説
✓ これが正解ロ電気抵抗は軟銅線の断面積の2乗に反比例する。
解説
抵抗は断面積に反比例します。2乗ではありません。
導体の電気抵抗は、R=ρ×L÷A で表されます。ρ は抵抗率といって材料ごとに決まった値、L は長さ、A は断面積です。電気抵抗とは、電流の流れにくさのことです。
この式から、抵抗は長さに比例し、断面積に反比例することが分かります。断面積が2倍になれば抵抗は半分、3倍になれば3分の1です。2乗に反比例するという記述は式に合わず、これが誤りの記述です。長さに比例する記述は式のとおりです。軟銅線は金属なので、周囲温度が上がると抵抗が大きくなります。また、銅はアルミニウムより電気を通しやすく、抵抗率は低くなっています。
覚え方は水道管のたとえです。管が太いほど水が流れやすく、長いほど流れにくいと考えれば、抵抗は断面積に反比例、長さに比例となります。2乗は式のどこにも出てきません。
ほかの選択肢の解説
- イ電気抵抗は周囲温度が上昇すると大きくなる。:金属は温度が上がると、内部の原子の振動が激しくなって電子の動きが妨げられ、抵抗が増えます。この記述は正しいので、誤りを探す問では選べません。
- ハ電気抵抗は軟銅線の長さに比例する。:同じ太さなら電線が長いほど電流の通り道が延び、抵抗はそれに比例して大きくなります。式 R=ρL÷A とも合う正しい記述で、誤りではありません。
- ニ抵抗率はアルミニウム線よりも低い。:軟銅線の抵抗率はアルミニウム線より低く、同じ太さと長さなら銅のほうが電流を通しやすいです。正しい記述なので、誤っているものとしては選べません。
出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問2(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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