2019年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問6
配電理論及び配線設計
断線に関する問題
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図のような単相3 線式回路で,消費電力100 W,500 W の2 つの負荷はともに抵抗負荷である。図中の×印点で断線した場合,a-b 間の電圧[V]は。ただし,断線によって負荷の抵抗値は変化しないものとする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ33
- ロ100
- ハ167
- ニ200
答えと解説
✓ これが正解ハ167
解説
中性線が切れると直列で200Vを分け、a-b間は約167Vです。
単相3線式は、中性線を挟んで100Vを2系統取り出し、外側の2線間では200Vを取り出す配電方式です。中性線が切れると、2つの負荷が200Vの電源に直列につながった状態になります。
負荷の抵抗値は、図に併記されている100Ωと20Ωです(R=V²÷P で 100²÷100=100Ω、100²÷500=20Ω と確かめられます)。直列の合計は 100+20=120Ω、電流は 200÷120=約1.67A です。a-b間の電圧は100Ωの負荷にかかる電圧なので、1.67×100=約167V になります。直列では抵抗に比例して電圧が分かれるので、200×100÷120 としても同じです。
100V用の機器に約167Vがかかると、焼損のおそれがあります。中性線の断線が危険とされる理由です。覚え方は、断線すると直列になり、抵抗の大きい側に高い電圧がかかる、です。
ほかの選択肢の解説
- イ33:33Vは、20Ω(500W)の負荷側にかかる電圧にあたり、200×20÷120 で出る値です。設問が問うa-b間は100Ωの負荷側なので、大きい抵抗側の電圧ではなく小さい側を答えたことになります。
- ロ100:100Vは、中性線がつながっているときに各負荷へかかる電圧です。断線後は負荷が直列になり、負荷の抵抗の比で分かれるので、断線前の100Vのままにはなりません。
- ニ200:200Vは、外側の2線間の電圧で、2つの負荷の両方にかかる合計の電圧です。a-b間にかかるのは100Ωの負荷分だけなので、電源電圧全体の200Vにはなりません。
出典:2019年度下期第二種電気工事士筆記試験 問6(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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