平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問2
電気に関する基礎理論
リアクタンスに関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
- イ43
- ロ57
- ハ60
- ニ80
答えと解説
✓ これが正解ニ80
解説
電流10〔A〕×リアクタンス8〔Ω〕=80〔V〕です。
抵抗とリアクタンス(コイルの交流に対する抵抗のような働き)を直列につないだ回路です。この2つの電圧は位相が90度ずれるため、〔Ω〕の値を単純に足して14〔Ω〕とすることはできません。合成した値のインピーダンスは、直角三角形の斜辺と同じ考え方で、Z=√(6²+8²)=√100=10〔Ω〕です。
回路に流れる電流は、I=100÷10=10〔A〕になります。リアクタンス8〔Ω〕の両端の電圧は、V=8×10=80〔V〕です。参考に抵抗6〔Ω〕の両端は6×10=60〔V〕で、60と80を単純に足すと140〔V〕となり電源の100〔V〕を超えますが、位相がずれているので矛盾ではありません。
電圧を比で配分する分圧の計算は、足し算で14〔Ω〕として行うと誤った値になります。覚え方は、6、8、10 の直角三角形です。
ほかの選択肢の解説
- イ43:6÷(6+8)×100≒43〔V〕は、抵抗とリアクタンスを算術的に足して14〔Ω〕とみなし、抵抗側の取り分を求めた値です。しかも聞かれているのは抵抗でなくリアクタンス側です。
- ロ57:8÷(6+8)×100≒57〔V〕は、2つの〔Ω〕を単純に足して分圧した値です。位相が90度ずれている交流回路では、この足し算を使えないため、リアクタンス側の電圧としては小さすぎます。
- ハ60:60〔V〕は、抵抗6〔Ω〕に電流10〔A〕を掛けた、抵抗の両端の電圧です。設問が聞くのはリアクタンス8〔Ω〕の両端の電圧なので、測る場所を取り違えた数字です。
出典:平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験 問2(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)
