平成28年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問6
配電理論及び配線設計
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図のような単相3 線式回路において,電線1 線当たりの抵抗が0.1 Ω のとき,a-b 間の電圧[V]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14

- イ99
- ロ100
- ハ101
- ニ102
答えと解説
✓ これが正解ロ100
解説
a-b間は 103−2−1=100 Vです。中性線は差の10 Aです。
単相3線式は、上の線と中性線の間、中性線と下の線の間にそれぞれ100 V系の電圧(ここでは103 V)があり、負荷が両側にあるとき、中性線にはそれぞれの負荷電流の差だけが流れます。この点が計算の決め手です。
上の線には20 Aが流れ、電線の抵抗は0.1 Ωなので、電圧降下は 0.1×20=2 V です。中性線に流れる電流は 20−10=10 A なので、中性線の電圧降下は 0.1×10=1 V です。
a-b間(上側の負荷)にかかる電圧は、103 Vから上の線の降下2 Vを引き、さらに中性線の降下1 Vを引いた値です。中性線の10 Aは負荷側から電源へ戻る向きに流れるので、b点の電位が1 V持ち上がり、a-b間の電圧がその分だけ減るからです。103−2−1=100 V がa-b間の電圧です。
覚え方は、中性線に流れるのは電流の差、そして降下はa側の線と中性線の両方を引く、という二点です。
ほかの選択肢の解説
- イ99:99 Vは、中性線にも20 Aが流れるとして降下を2 Vと見て、103−2−2とした場合の値です。実際の中性線電流は上下の負荷電流の差の10 Aなので、降下は1 Vにとどまります。
- ハ101:101 Vは、上の線の降下2 Vだけを引いて103−2とした場合の値です。中性線の電圧降下1 Vを引き忘れています。単相3線式では中性線にも電流が流れ、降下が生じます。
- ニ102:102 Vは、中性線の降下1 Vだけを引いて103−1とした場合の値です。上の線に20 Aが流れて生じる降下2 Vを引き忘れています。a側の線と中性線の両方の降下を考えます。
出典:平成28年度下期第二種電気工事士筆記試験 問6(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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