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平成25年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問5

電気に関する基礎理論

三相3線式に関する問題

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図のような三相3線式回路の全消費電力〔kW〕は。

〔注〕本問題の計算で√2、√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14

3φ3W電源の3つの端子(上・中・下)があり、上と中、中と下の間の電圧はそれぞれ200 V、上と下の間の電圧は200 V。上の端子は三角形の上の頂点に、中の端子は左下の頂点に、下の端子は右下の頂点に接続されている。三角形の3つの辺にはそれぞれ8Ωの抵抗と6Ωのリアクタンス(コイルの記号)が直列に接続されている
答えと解説

✓ これが正解ハ9.6

解説

1辺が10〔Ω〕で20〔A〕、全消費電力は9.6〔kW〕です。

三相交流の負荷のうち、三角形(デルタ)結線の全消費電力を求める問題です。消費電力に関わるのは抵抗だけで、コイルのリアクタンスは電力を消費しません。各辺は8〔Ω〕の抵抗と6〔Ω〕のリアクタンスの直列なので、1辺のインピーダンス(交流での流れにくさ)は√(8²+6²)=10〔Ω〕です。

三角形結線では、各辺に電源の線間電圧200〔V〕がそのままかかるので、1辺の電流は200÷10=20〔A〕です。1辺の消費電力は電流の2乗×抵抗で20²×8=3200〔W〕、3辺分で3200×3=9600〔W〕=9.6〔kW〕です。検算では、力率は8÷10=0.8、線電流は20×1.73=34.6〔A〕で、√3×200×34.6×0.8≒9.58〔kW〕となり、約9.6〔kW〕と一致します。

抵抗分だけで電力を数えること、デルタでは線間電圧が各辺にかかることが決め手です。1辺の電力を3倍する、と覚えます。

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出典:平成25年度下期第二種電気工事士筆記試験 問5(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。

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