平成25年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問5
電気に関する基礎理論
三相3線式に関する問題
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- イ2.4
- ロ4.8
- ハ9.6
- ニ19.2
答えと解説
✓ これが正解ハ9.6
解説
1辺が10〔Ω〕で20〔A〕、全消費電力は9.6〔kW〕です。
三相交流の負荷のうち、三角形(デルタ)結線の全消費電力を求める問題です。消費電力に関わるのは抵抗だけで、コイルのリアクタンスは電力を消費しません。各辺は8〔Ω〕の抵抗と6〔Ω〕のリアクタンスの直列なので、1辺のインピーダンス(交流での流れにくさ)は√(8²+6²)=10〔Ω〕です。
三角形結線では、各辺に電源の線間電圧200〔V〕がそのままかかるので、1辺の電流は200÷10=20〔A〕です。1辺の消費電力は電流の2乗×抵抗で20²×8=3200〔W〕、3辺分で3200×3=9600〔W〕=9.6〔kW〕です。検算では、力率は8÷10=0.8、線電流は20×1.73=34.6〔A〕で、√3×200×34.6×0.8≒9.58〔kW〕となり、約9.6〔kW〕と一致します。
抵抗分だけで電力を数えること、デルタでは線間電圧が各辺にかかることが決め手です。1辺の電力を3倍する、と覚えます。
ほかの選択肢の解説
- イ2.4:2.4〔kW〕は正解の4分の1です。1辺だけでも3200〔W〕=3.2〔kW〕の電力を消費するため、2.4〔kW〕はそれより小さく、3辺分の全消費電力としては少なすぎます。
- ロ4.8:4.8〔kW〕は正解9.6〔kW〕の半分で、1辺の3.2〔kW〕の1.5倍にあたります。三角形の3辺とも同じ電流が流れて電力を消費するので、3辺分は9.6〔kW〕になります。
- ニ19.2:19.2〔kW〕は正解の2倍で、1辺の3.2〔kW〕の6倍にあたります。辺が3つしかないこの回路では、3.2〔kW〕を6回数える根拠がなく、出てきません。
出典:平成25年度下期第二種電気工事士筆記試験 問5(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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